1: ナス八 ★ 投稿日:2015/11/07(土) 07:01:12.22
米10月雇用は予想上回る27.1万人増・失業率5%、12月利上げ後押し
http://jp.reuters.com/article/2015/11/06/us-payroll-oct-idJPKCN0SV1YN20151106
[ワシントン 6日 ロイター] – 米労働省が6日発表した10月の米雇用統計は、非農業部門雇用者数が27万1000人増と、2カ月続いた低い伸びから一転、急増した。失業率も2008年4月以来7年半ぶりの水準となる5.0%に低下した。予想外に堅調な雇用統計と受けて、米連邦準備理事会(FRB)が焦点となっている12月の利上げに踏み切る公算が強まった。
雇用者数の伸びは伸びは2014年12月以来最大で、市場予想の18万人増を大きく上回った。
失業率の市場予想は5.1%だった。5.0%は多くの連邦準備理事会(FRB)当局者が完全雇用と見なす水準だ。
8月、9月分も当初発表から計1万2000人上方修正された。
10月のサービス業や自動車販売データも力強い内容で、米経済が第4・四半期に入り、再び勢いを取り戻しつつあることを示した。
ウェルズ・ファーゴ・ファンズ・マネジメントの首席ポートフォリオストラテジスト、ブライアン・ジェコブソン氏は「素晴らしい内容だ。米経済が再び乱気流に巻き込まれない限り、FRBによる12月利上げが正当化されるのは明らか」と述べた。
統計の発表を受け、米国債価格は急落、米株もマイナス圏で始まった。ドルは主要通貨バスケットに対し6カ月半ぶりの水準に上昇。先物市場が織り込む12月の利上げ予想確率は72%と、発表前の52%から跳ね上がった。
イエレン議長を含むFRB当局者の発言などを総合すると、12月利上げのハードルは低いようだ。エコノミストは10、11月の雇用の伸びが15万人以上ならFRBが利上げに踏み切るのに十分ではないかと予想している。
時間当たり賃金は0.09ドル増加。前年比で2.5%増と、2009年7月以来の大幅な伸びとなった。インフレ率は緩やかに目標の2%に向かっているとの確信をFRB当局者が強める可能性がある。
約10年ぶりの利上げをうかがう上で、FRB当局者が注目する他の労働指標でも改善が見られた。
不本意なパートタイム就業者や求職断念者も含めた広義のU6失業率は0.2%ポイント低下の9.8%と、2008年5月以来の低水準をつけた。また就業率は59.3%と、前月の59.2%から上昇した。一方、労働参加率は約38年ぶりの低水準の62.4%で変わらずとなった。
10月は幅広い業種で雇用が拡大した。だが製造業はドル高の逆風が響き雇用は全く増えず、原油安の影響で鉱業は4000人減少した。鉱業セクターの雇用者数は2014年12月のピークから10万9000人減っている。
一方、建設は3万1000人増と、2月以来の大幅な伸びとなった。
サービスは小売り、レジャーなどが大幅増となり24万1000人増えた。専門職は7万8000人増と、昨年11月以来の高い伸びとなった。政府部門は3000人増だった。
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