2億円達成で「脱サラ」 キモは朝昼晩の使い方
実録・サラリーマンの楽々投資術(上)
http://www.nikkei.com/money/column/nkmoney_tokushu.aspx?g=DGXMZO7768284029092014000000
サラリーマン投資家の最大のハンディは時間だ。朝9時から夕方5時まで、仕事や時期によって
は早朝から深夜まで拘束されるのが我らサラリーマン。それでも通勤時間や昼休み、携帯電話やスマホ、
自動発注などを使って投資時間をひねり出し、しっかり儲けているサラリーマン投資家もいる。彼らの時間術とトレード術を、2回に分けて紹介する。
投資家生活21年 2億円達成でこの夏「卒業」
元清掃会社社員 www9945さん(40代)
www9945さんは憧れの、“元”サラリーマン投資家だ。あらゆる投資法を駆使して金融資産2億円を達成。この夏、夢だったサラリーマン卒業を現実のものにした。
現役時代の時間の使い方を紹介しよう。朝はテレビ東京の「ニュースモーニングサテライト」で起床。
通勤電車の中では気配を見たり、目当ての銘柄がある時は発注したりする。買う時は成り行きだ。
「儲け損なうのが一番嫌。必ず買えるように成行または売り板にぶつける形で買う」。
会社に着いたら投資額の大きい10銘柄程度の気配値を確認。異常がなければ、そのまま仕事に入る。
仕事中も携帯電話で相場を見ることもできたが、「相場を気にしていると仕事への反応が鈍くなる」ので
見ないことにしていた。相場がどうしても気になる時は、携帯電話で日経平均先物と為替レートだけチェックする。
昼休みは大事なトレードタイムだ。彼の昼休みは11時半から12時半で、東証と同じ。
昼食を取りながら、携帯電話で全保有株100銘柄程度の株価をチェックする。
高値が付いていたら後場の寄りで売るために発注。目星を付けていた銘柄が安くなっていたら買うこともある。
昼休みに株価を見たら急落していてビックリといったことも珍しくないが、それは仕方ないと割り切っている。
だが、「前場の株価を見たいのも会社を辞めた理由の一つかもしれない」。
仕事は定時に終わるが、真っすぐには帰らない。終業後、会社のパソコンで保有銘柄の適時開示を確認し
喫茶店に寄って2時間ほど読書をする。「自宅に帰ると寝るまで株関連のネットサーフィンをしてしまう」からだ。
21時に帰宅した後は、株がらみのネット三昧。週末も投資関連の読書とネットサーフィンで日が暮れる。
「恐らく仕事より投資関連に費やした時間の方が長い」。そう、株が大好きなのだ。
(左)www9945さんの取引アイテム。取引用のノートパソコン、銘柄発掘に使う『会社四季報』と『週刊チャートブック』
(右)週末は喫茶店で「日経ヴェリタス」を読む。利回りランキングは銘柄発掘に役立つ
保有銘柄研究は徹底している。「決算、適時開示、『会社四季報』、チャート、ブログ、ツイッター
、あるものは全部見る」。行けるとなったら打診買いを入れ、上昇したら乗り遅れないように資金を追加する。
だが、投資スタイルは相場に応じて変えてきた。今はバブル到来を予見して土地持ち銘柄を仕込んでいる。
保有期間は半年から2年程度。損切りには自信がある。
www9945さんは「ポートフォリオを傾けないと資産は殖えない」と考え、実践してきた。
資産が1000万円で、リタイアの最低線として資産8000万円を目指していた頃、
資金を8倍にする投資を真剣に考えて至った結論だ。
「全資産の4~5割を1銘柄につぎ込むくらいでないとお金は殖えない」。真似できるかどうかは、あなた次第だ。
続きは下記
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