
日銀“ETF買い”で株価支える
ETF(Exchange Traded Fund)は、日経平均株価やTOPIX(東証株価指数)など、主な株価指数に連動するよう主要企業の株式を組み込んでつくられた投資信託です。このためETFの買いが膨らめば、株価を押し上げる効果が見込めます。
日銀はこのETFを大規模な金融緩和策の一環で積極的に買い入れています。 当初は年間4500億円増えるペースで購入していましたが、その後、1兆円、3兆円と増額し、1年前の去年7月末、年間6兆円に倍増しました。
これによって東京株式市場では、“買い手”としての日銀の存在感が増しています。 とりわけ午前中、株価が下がって終わると、その後、日銀がETFの購入に動いて株価を押し上げる展開が何度も見られ、市場関係者からは「官製相場」という言葉もよく聞かれます。
日銀出身でJPモルガン証券の鵜飼博史チーフエコノミストは「日経平均株価の値動きは、為替との相関関係が強いが、日銀がETFを年6兆円のペースで買い入れて以降は、 これまでの為替との相関関係の水準を超えて株価が上昇している。実際に買い入れることによる効果に加えて、『日銀がETFを買う』というシグナルが市場に働いている」と分析しています。
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