1:海江田三郎 ★ 2015/09/18(金) 09:06:10.86 ID:???.net
http://jp.reuters.com/article/2015/09/17/idJPL4N11N32L20150917
[東京 17日 ロイター] – 海外投資家が日本株の現物株売りを急拡大させている。9月第2週には1987年10月のブラック・マンデー以来となる1兆円超の資金が流出した。短期筋による先物売りが減る一方、中国情勢などを警戒した中長期投資家がリスク回避に動いたとみられている。ただ、年初来の買い越し額をすべて吐き出したことで、売りは一巡したとの見方もある。
<マクロ系ヘッジファンドや年金勢の売り>東京証券取引所が発表した2市場投資部門別売買状況によれば、海外投資家は9月第2週(9月7日─11日)に現物株を1兆0348億円売り越した。売り越し額は1987年10月第3週(ブラックマンデーは10月19日)の1兆1220億円以来、約28年ぶりの大きさで歴代2位となった。 一方、指数先物(日経平均先物・TOPIX先物のラージ・ミニ、JPX日経400先物の合計)では同期間で716億円の売り越しにとどまった。 8月第3週には8573億円、同月第4週には1兆1760億円と大幅売り越しが続いていたが、急速に売り越し額が縮小している格好だ。
現物売りが増加し、先物売りが減少している背景は、売り主体の変化だとみられている。「8月中旬から下旬にかけては短期筋が売っていたが、9月に入り、保有期間が2─3カ月程度のグローバルマクロ系ヘッジファンドや、年金・ソブリンウェルスファンドなどのロングオンリーが売りを出している」(大手証券)という。
中国経済に対する警戒感などから海外投資家のリスクオフが進み、「週末のメジャーSQ(特別清算指数)に合わせてまとまった売りが出たのだろう」(みずほ証券シニアテクニカルアナリストの三浦豊氏)と指摘されている。もっとも2015年1月以降の海外投資家の現物株の売買累計額がマイナスとなり、市場では「これで海外投資家からの売りがようやく一巡した」(大和証券マーケット・アナリストの熊澤伸悟氏)と前向きに捉える声も出ている。熊澤氏は「短期筋に続き、中長期の海外投資家のポジションはほぼフラットになった。短期資金が戻れば、日経平均1万9500円への回復は早い。ただ、中長期資金は慎重で戻りにくいため、そこからの上値は難しい。戻るとすれば中間決算で業績を確認した後だろう」との見方を示している。
[東京 17日 ロイター] – 海外投資家が日本株の現物株売りを急拡大させている。9月第2週には1987年10月のブラック・マンデー以来となる1兆円超の資金が流出した。短期筋による先物売りが減る一方、中国情勢などを警戒した中長期投資家がリスク回避に動いたとみられている。ただ、年初来の買い越し額をすべて吐き出したことで、売りは一巡したとの見方もある。
<マクロ系ヘッジファンドや年金勢の売り>東京証券取引所が発表した2市場投資部門別売買状況によれば、海外投資家は9月第2週(9月7日─11日)に現物株を1兆0348億円売り越した。売り越し額は1987年10月第3週(ブラックマンデーは10月19日)の1兆1220億円以来、約28年ぶりの大きさで歴代2位となった。 一方、指数先物(日経平均先物・TOPIX先物のラージ・ミニ、JPX日経400先物の合計)では同期間で716億円の売り越しにとどまった。 8月第3週には8573億円、同月第4週には1兆1760億円と大幅売り越しが続いていたが、急速に売り越し額が縮小している格好だ。
現物売りが増加し、先物売りが減少している背景は、売り主体の変化だとみられている。「8月中旬から下旬にかけては短期筋が売っていたが、9月に入り、保有期間が2─3カ月程度のグローバルマクロ系ヘッジファンドや、年金・ソブリンウェルスファンドなどのロングオンリーが売りを出している」(大手証券)という。
中国経済に対する警戒感などから海外投資家のリスクオフが進み、「週末のメジャーSQ(特別清算指数)に合わせてまとまった売りが出たのだろう」(みずほ証券シニアテクニカルアナリストの三浦豊氏)と指摘されている。もっとも2015年1月以降の海外投資家の現物株の売買累計額がマイナスとなり、市場では「これで海外投資家からの売りがようやく一巡した」(大和証券マーケット・アナリストの熊澤伸悟氏)と前向きに捉える声も出ている。熊澤氏は「短期筋に続き、中長期の海外投資家のポジションはほぼフラットになった。短期資金が戻れば、日経平均1万9500円への回復は早い。ただ、中長期資金は慎重で戻りにくいため、そこからの上値は難しい。戻るとすれば中間決算で業績を確認した後だろう」との見方を示している。