1: 海江田三郎 ★ 投稿日:2016/02/03(水) 10:02:49.98 ID:CAP
http://www.lifehacker.jp/2016/02/160201moneyhack_35.html
年初から株価は急落しています。昨年末あたり日経平均株価が19003円まで上がって終わったところ、執筆時点で16017円まで下落ですから、1カ月もたたない間に15%も下がったことになります。国の年金がX兆円マイナスだ、なんてニュースを見て、「興味があったけど投資デビューはやめておこう」と思う人もいると思います。確かに10万円を投資して1カ月で8万5000円になったかも、と思えば投資は怖いものに思えるかもしれません。しかし、こういう「下がっているとき」ほど、投資デビューするには向いているかもしれません。投資の心理を、行動ファイナンスの研究成果も交えつつ、具体的な対策混みで解きほぐす「マネーハック心理学」。今回は「株価が下がったときこそ投資デビューの好機」という話をしてみたいと思います。
相場が下がっているときこそ投資デビューの好機?
心理的なこと言えば、目の前で株価が下がっているときに投資をスタートさせると、「もっと下がるのでは」と感じるでしょう。あまり投資デビューしたくありません。実際に、株価が上がっているときの方が証券口座開設希望は殺到し、下がっているときはコールセンターは閑古鳥になるそうです。しかし、株価が下がっているときに投資デビューするのは、悪くない選択肢になりえます。理由をいくつか挙げてみましょう。1. 投資を慎重にスタートできる: 投資の大敵は油断や自信過剰です。実際には相場の上昇の恩恵を受けただけなのに、素人ほど自分の手柄と過信しがちです。下げ相場においてはそうした過信をせずにデビューできます。2. 市場が回復したのちに投資スタートするよりリターンは高くなる:市場が回復すると考えられるなら、下がっているときに投資した資金は、株価の回復時には大きな利回りを得られます。初心者ほど株価が上がりきった後で投資デビューし、大して儲けられないことが多いのです。3. 雑音に混乱せずにすむ:私たちの投資心理は周囲の情報に大きく影響されます。株価上昇期間は投資情報も氾濫し私たちを惑わせます。下落基調の時期のほうが情報に踊らされるリスクは少なくなります。初心者ほどこれはチャンスです。4. 負けたら相場のせいにできる:投資の勝ち負けの多くは自分の能力以外のところに影響されますが、失敗したとき自分を責めがちです。プロでも株価が15%下がったとき損失ゼロということはありません(少なくとも10%は下げるし、むしろ15%下げるのが普通)。負けたら相場のせいにして、再チャレンジすればいいのです。
デビューのコツはとにかく「少額」で「実行」 市場下落時期の方が投資デビューの好機、という話を4つのキーワードでしてみましたが、あなた自身の気持ちの部分では 「でも、失敗したらいやだなあ」という心理が強く働くことでしょう。そこで、今始めた方がいいという理屈だけではなく、具体的な対策も考えてみましょう。初心者が大きな失敗をせずにすむ ポイントは明確です。それは「少額」で投資をスタートすることです。あなたが投資デビューするのにいくら必要でしょうか? 多くの人は100万円くらい必要だと答えるのですが、実際のところ10万円も要りません。最初なら3万円でも十分です。同じ失敗をするなら、金額が少ない方がダメージも小さくなるのというのは当然のことです。15%株価が下がったとき、100万円が85万円になったらこれは厳しい損失です。しかし、10万円が8.5万円になったとしたら、「これは…生きた授業料として受け入れるか」という気分にギリギリなれます。3万円なら損失は4500円ですから、「何かムダづかいをしたのと同じ…勉強と考えればそれよりは意義がある」と思えるはずです(たぶん、授業料としては金額以上の価値がある)。初心者なのですから、初心者に見合った金額で投資をスタートしましょう。最初は、1万円前後で購入できる投資信託を購入してみたり、3~5万円で買える個別企業の株を買ってみるだけで十分なのです。(ちなみに、売らずにそのまま持ち続けていれば、その損は顕在化しません。株価が回復すると損失は縮小し、じきに消えていきます。「含み損」でいちいちうろたえないメンタルを身につけるためにも、売らずに持ち続ける経験もしてみてください)