1: ねこ名無し ★@ 2017/09/17(日) 00:17:09.74 ID:CAP_USER
またも発射された北朝鮮のミサイル。そんな折にFX(外国為替証拠金取引)トレーダーの間で話題になっているのが、最近の為替相場である。まるでミサイル発射のタイミングを知っているかのような値動きに、「金正恩」の名前も――。
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「聞いたときは、ええっ本当?って思いましたけど、私たちの間では、ミサイルのことが話題になってますよ」
そう話すのは、カリスマ主婦トレーダーの山本有花氏だ。
「私は定期的に投資セミナーを開いているんですが、そこに来ている講師やスタッフが、“誰かが北朝鮮のミサイル発射直前に大量の円買いを行って、発射直後に売り抜けているのでは”と話していたんです」
FX取引をやったことのない人のために説明しておくと、たとえば円ドルの為替相場において円高に動くと予想したとする。その場合、ドルを売って円を買っておく。予想どおり円が値上がりしたところで反対売買すれば利益が出る仕組みだ。具体的には円が101円から100円に値上がりすると1円の儲け。これを1000万円分取引すれば10万円の利益である。でも、ミサイルとどう関係あるのだろうか。
「核実験やミサイル発射などは、マーケットで『有事』とみなされ相場が大きく動くものです。昔ならドルが買われましたが、最近では、東日本大震災のときのように、異変が起きると、むしろ、安全資産とみなされている円が買われるようになっています」(FXトレーダー)
不思議なのは、ミサイル発射直前からそれを知っているかのように円高に振れることが多いという点だ。
4勝2敗
今年に入って北朝鮮がミサイルを連発しているのはご存じの通り。たとえば、そのうち7月4日の午前9時39分ごろに発射されたときは、直前に円が大量に買われ、発射をまたいで急に円高に振れるという現象が起きた。また、8月29日に発射された際も、Jアラートの発信より先にじわじわ円買いが進み、しばらくしてガクンと円高に振れている。
「北朝鮮は3月から14回発射していますが、チャートで再現できる9回のうち、発射直前から円高に振れたのは4回、逆に円安だったのが2回、どちらとも言えないのが3回でした」(同)
ということは、ミサイル発射前後に円買いドル売りのトレードをやっていれば4勝2敗で儲けられる。
権力者がこれをやれば究極のインサイダー取引だが、もちろん取り締ることは不可能だ。
シグマ・キャピタルの田代秀敏チーフエコノミストによると、
「ミサイルの発射時間を知っているのは北朝鮮の指導部など、限られた人たちだけ。北朝鮮国内でFX取引をやるのは難しいかもしれませんが、外国にいる関係者にやってもらえば理論上不可能ではありません」
もしかして、かの国の「委員長」はミサイル開発費用もFX取引で捻出していたのだろうか。
週刊新潮 2017年9月21日菊咲月増大号掲載 ワイド特集「一葉落ちて天下の秋を知らず」より
https://www.dailyshincho.jp/article/2017/09151730/?all=1
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