1: 海江田三郎 ★ 投稿日:2016/02/14(日) 14:50:10.59 ID:CAP
http://news.mynavi.jp/series/losefx/001/
世界で最初に近代的なトレードが確立された国……それは日本です。諸外国が占星術や易などの牧歌的な方法を使っていた時期、堂島の米相場ではチャート分析からアービットラージまで何でもありでした。では最先端を走っていた日本人の多くが、なぜ今になってFXで負けるのでしょうか?
本コラムでは欧米式トレードを1,400名超に教えるユーデミー人気講師が「日本人がFXで負ける理由」をバッサリ解説します。 なたは買い物に行くのは好きですか? モールやスーパーに行って、好きなものを買うことができるのは楽しいですよね。ところが、この買い物と同じ感覚を外為FXの取引に持ち込んでしまうと、不利さ爆発になってしまうことがあるのです。
世界の値段は『米ドル』で決まる1日で400兆円以上が取引される地球上で最大規模の相場が「外国為替市場」、つまりFXです。通貨を売り買いするのがFXとも言えるわけですが、もともと何かの価値を測るために使われる「通貨」に値をつけること自体に無理があります。例えば「あなたの100円は私の99円です」……って、変な話ですよね。だから世界中の通貨同士を比較して、その強弱を数値に変え出来上がったのが外国為替相場なのです。では、その市場で一番大量に取引されている通貨は何かといえば、これはもう圧倒的に「米ドル」です。BISの2013年統計を見ると、通貨別に取引された金額の割合は以下のようになっています。
ここから何が見えるかといえば……「世界の値段は『米ドル』で決まっている!」と43%の確率で言い切れる事実です。
日本人=「ズレた桁の世界」の住人? ところが私たち日本人は、どうしても世界の値段を「日本円」で捉えようとしてしまいます。よく英語で「英語は英語のまま理解するのが理想!」と言われますが、どうしても最初は英語を日本語に直してから頭に入れないと理解ができないのと同じですね。では、そういう面倒なことを一切考えなくて良い国はどこかといえば、同じく買い物大好きな米国。当たり前ですが身の回りの買い物も全部米ドルです。りんごは100円でなく1ドル……そりゃそうですね。だからFXの取引を始めたとしても、
当然のように米ドルでの値段が頭に入ってくるわけです。じゃあユーロ、ポンド、豪ドルを使っている国の人はどうでしょう? たとえばフランスに住んでいる人に1ユーロで買える米ドルはどれだけ? と聞くと、「1.08ドル」というふうに出てきます。そう、瞬時に2つの通貨の比率だと理解できる数字です。1.08倍……ですね。ところが日本で同じことをやるとどうなるか? 1円で買える米ドルは「0.008」ドルとかになってしまうのですが、すると比率という感覚ではもう捉えられない。日本円だけ小数点の位置が2桁ずれているんですね。本来は100円が1円、つまり120円で売っているリンゴが1円20銭とかだと、1.0 USD =1.18JPY とかになるので直感的に把握がしやすいわけです。逆にいえば、私たちは「ズレた桁の世界」に住んでいることを理解することが必要になります。そこを押さえていないと、「海外の通貨を日本円でお買い物する」感覚になってしまうのです。