1: 海江田三郎 ★ 2015/08/22(土) 10:04:21.65 ID:???.net
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM22H0C_S5A820C1MM0000/
【ニューヨーク=山下晃】21日の米国株式市場でダウ工業株30種平均が前日比530ドル安と大幅に4日続落した。1日の下げ幅は欧州債務危機が浮上していた2011年8月以来4年ぶりの大きさ。中国景気の減速懸念から株などのリスク資産を売却する動きが加速した。円相場は1ドル=121円台をつけ、原油先物では節目の1バレル40ドルを割り込み6年5カ月ぶりの安値水準となった。
ダウ平均の終値は前日比530ドル94セント(3.1%)安い1万6459ドル75セントと10カ月ぶりの安値水準をつけた。週間の下げ幅は1017ドル・65セントとなり、リーマン・ショック時の08年10月以来、6年10カ月ぶりの大きさ。英マークイットなどが21日発表した8月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)がリーマン危機後の09年3月以来の低水準となった。「中国景況感の悪化への警戒感が欧州や米国へ広がった」(ウェルズ・ファーゴ・アドバイザーズ)
欧州市場では英独仏など主要各国の株価指数は大幅な下落が続き、軒並み3%前後の下落率となった。米国株相場も取引開始直後から売りが優勢となり、ダウ平均を構成する全30銘柄が下落する全面安の展開となった。
投資家心理をはかる目安とされ「恐怖指数」とも呼ばれるVIX指数は前日比約9ポイント(約46%)高い28まで急騰し節目とされる20を上回った。3年8カ月ぶりの高水準だ。「中国の景気懸念に加え、ギリシャの総選挙や朝鮮半島情勢の緊迫といった不安材料が多い」(米ヘッジファンド)
原油先物は下落。指標となるWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート、期近物)は一時1バレル39.86ドルと節目の40ドルを下回り約6年5カ月ぶりの安値をつけた。米国の石油生産に使う掘削設備(リグ)が5週連続で増え、 需給の緩みが意識された。リスク資産を避けた投資資金は金に流入し、ニューヨーク金先物は3日続伸した。12月物は前日比6.4ドル高い1トロイオンス1159.6ドルで取引を終えた。 米長期債券相場も続伸し、米10年物国債利回りは前日比0.04%低い(価格は高い)2.03%で終えた。
日米金利差の縮小やリスク回避から新興国通貨を売り円を買い戻す動きが出て、円相場は大幅に3日続伸した。
前日比1円40銭円高・ドル安の1ドル=121円95銭~122円05銭で取引を終えた。