【金融】日銀が保有国債を8年ぶり売却の衝撃 「国債買いすぎた」金融緩和の副作用強まる

日銀が市場に流れるお金の量を調節するオペレーション(公開市場操作)で「異例の一手」を繰り出した。 約8年ぶりに「国債売り現先オペ」という手法を使い24日、約1兆円もの国債を市場に供給したのだ。 金融緩和を続けているはずの日銀が国債の売却により市場から資金を吸い上げたとの誤解を生みかねない異例の対応は、 国債不足が「飢餓状態」にまで達していることを如実に映し出している。
■国債1兆円分、市場に供給 国債売り現先オペとは、一定期間後に再び買い戻す条件付きで日銀が保有する国債を金融機関に売却するオペの手段の1つだ。 このオペを実施したのは2008年11月28日以来。金融機関からは2兆601億円の応札があり1兆2億円を落札した。 今回のオペの対象期間は年度末をまたぐ3月27日から4月3日までの1週間だ。 このオペが長らく実施されていなかったのは、大規模緩和のもとで日銀が市場との間で手がけてきたオペと真逆の方向感を持つ 手法だからだ。これまで日銀が頻繁に実施してきたのは金融機関から国債を買い入れる代わりに資金を供給する 「国債買い入れオペ」。今回のオペは国債を供給することで見かけ上、市場から資金を吸い上げる形になってしまう。
■「国債がどこにもない」 日銀がこのオペの実施に踏み切ったのは資金の吸収が狙いではなく、3月の決算期末を控えて金融市場で国債不足が極端に強まっていたことが背景にある。 「国債がどこにもない」――。年度末に向け、市場では国債の奪い合いとも言うべき状況が起こっていた。 最も顕著に表れていたのは、銀行などが国債と現金を一定期間交換する債券貸借取引。日本証券業協会が23日公表した 指標金利(東京レポ・レート)は1週間物(期日は3月27日~4月3日)の取引が前日比0.686%低いマイナス0.788%と、 過去最大のマイナス金利に沈んだ。「わずか1日でこれほど金利が低下したのは初めて」(野村証券の中島武信氏)という。 金融機関の間では決算期末の貸借対照表上に余分な現金を置いておくより国債で運用しているほうが決算上、 「見栄え」が良くなることなどから国債の需要は期末に高まりやすいとされる。さらに国債は様々な金融取引の担保としても使われている 。「期末越え」を控えて金利を払ってでも国債を一定期間確保したいというニーズが膨らんだことがマイナス幅の拡大につながった。
日銀の対応は早かった。同市場で23日に取引金利が急低下したのを受け、長らく実施していなかった国債売り現先オペの実施を含む 対策を同日夕刻に発表した。日銀の異例の対応を受け、市場は急速に落ち着きを取り戻しつつある。24日の同市場では1週間物の金利がマイナス0.145%と大きく戻した。
■金融緩和の副作用強まる ただ、市場の国債不足は日銀自身が金融緩和のため「国債を買いすぎた」ことに根本的な原因がある。日銀は長期国債 の新規発行額のほとんどを買い入れているうえ、短期国債も毎月、数兆円単位で市場から買い続けている。 東短リサーチの寺田寿明氏は「緩和が長く続いていることで、流通市場の国債不足は累積的に深刻化している。 年度末のような一時的な需要が加わっただけでも、大きな変動が起きやすくなっている」と指摘する。
日本では物価上昇が見通せないなか、金融緩和の状態は当面続く見通しだ。3月末を越えれば市場の動きはいったんは収まるとみられるものの、 構図は変わらないだけに期末ごとに市場では国債の「飢餓状態」という副作用が繰り返される懸念がある。
白も黒も日本の破壊者
白川はウォンを半額にして日本の産業は壊滅した
ウォンは国際通貨ではないから値決めしているのは実質日銀だ
黒田のやっていることは日銀の自爆テロ
金利が上昇したらお終い
金利が上昇しないように国債を買い続けても利払いが国家予算を圧迫
白川が当時、過去最大規模の金融緩和やってた事くらい知っとけよw
だいたい、あの頃のウォン安は韓国自身の政策によるものだ。
http://agora-web.jp/archives/1400536.html
金融緩和は効果なかっただろ
量的緩和が必要だったのに
白川総裁は現実的な金融緩和をしてたからな。
量的緩和をしても意味が無かった事を黒田の馬鹿が証明したから、前総裁としては複雑な気持ちだろう。
させ自殺や若年ニートを産んだ。
為替による企業業績の変化を調べろ
確かにそうだ。物価抑制に注意し過ぎた。
× 金策
○ 投資先
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黒田はやりすぎ、白河は何もしなさすぎ
白河のままだと円相場は80円で国債金利は3%は余裕で越えて利払いすら難しい状況なったと思うよ
とりあえず日銀は株式市場で株まで買うのはやめろ。明らかに相場を歪めてるし、外国人投資家が利確売して金が海外に逃げてるだけだ。
こういう形で行き詰まろうとは
行き詰まったっよりは、なんにも進んでいなかったって印象。
インフレ目標とはなんだったのか
残念ながらGPIFは利益確定が早め(=つまり売っている)
銀行の収支が大変なことになってるってことか?
国債もっとけば、とりあえず、業績出してる感じにはなるってこと?
お金刷って現金を市場に供給デフレからインフレへむけて
> 「見栄え」が良くなることなどから国債の需要は期末に高まりやすいとされる。さらに国債は様々な金融取引の担保としても使われている
> 「期末越え」を控えて金利を払ってでも国債を一定期間確保したいというニーズが膨らんだことがマイナス幅の拡大につながった。
そもそもこの使い方が正しいのか?
国債なんか発行残高が0でも、金融機関としては成り立たないといけないのでは?
保有している現金でも、ちゃんと調達コストがかかっているから、
運用できているようにみえる「見栄え」という体裁が整うことが、
マーケットの関係者にとっては必要だということでしょう。ただ、
みんな国債のマイナス金利だって知っている話ではあっても。
国債は市場規模が大きいから、資金を吸収する余地や需要があるのでしょうか。
金じゃだめなんかね?
金は金利が付かないから投資先にならない、
加えて交換コストと保管コストが高く金融危機
などの非常避難先以外に平穏時は金の価値はない。
普通の先進国じゃ無理
そんな事したいなら
大企業から中小企業が社債発行しまくってそれを日銀が買うならいける
昔は手形の割引が日銀の仕事だった
民主党「日銀の独立性が大事だ!霞ヶ関との繋がりの薄い人選を!」
自民「白川しかいないわ」
民主政権時
国内産業「量的緩和しろ!円高で国内産業がもたない!」
民主「日銀の独立性を訴えてきたから指示できない。注視する!」
白川「金融緩和だ!円高は国益だ!!」
国内企業「海外に出て行くわ」
自民復権
安倍「アベノミクスだ!黒田たのむ!」
黒田日銀「空前の量的緩和だ!どうだ、俺様が経済というものを教えてやる!」
国内産業「海外に出て行った後にすんなや!いまさら遅いんだよ」
こういうの読むに、小学校の資料にまで載ってるものを知らない人はなんなのかと思う
>>55
まあ家電品なんかは1990年代から海外生産に本格的に
移行していったしねえ
54みたいなのは長い期間刑務所にでも入ってたのかねえ
組み立ては台湾や中国で行ってるが部品は国内で調達してたんだぞ。
それすら海外調達に切り替わった。
よく例でとりあげられるのがのがホンダ。
90年代はパーツの国内調達率9割近かったのが2014年には4~8%とほぼ外車。
物価安定(2%)、失業率のための金融政策であり
それが異常だった失われた20年は異常な為替レートであり
それが必要以上に海外に出ていくのを促したというだけ
異次元といいつつなんで1000兆円くらい一気に国債発行して日銀が買い上げない?
ゆるいことやってるからデフレが収まらない。
さっさともっと国債発行しろ。
まさにそれをやってのけたのがアメリカなんだよな。
白川が中途半端に金融緩和で乗り切ろうとしたときバーナンキが「これでケチャップでもなんでも買え!」って金刷りまくっった。
ヘリコプターベンって揶揄されたが判断は間違っていなかった。
刷りまくったっつっても、GDP比でみればマネタリーベースは普通に日本のほうが多いぞ?
https://www.daiwa-am.co.jp/market/html_me/no147.html
1万9千円で安定してきたから
抱えてた国債を一部放出したんだろ
通常営業じゃん
更には311でハゲタカが食い散らかそうとしたのを必死に食い止めてる
あの頃の民主がまともな経済政策したか?
白川って自民が採用した総裁だぞ、民主が白川の援護したか?
むしろ中川(酒)と必死にリーマンの被害を減らそうと飛び回ったし、311後の日銀砲も白川だぞ
白川をバカにするやつは、周りの状況とか見えてないバカとしか言いようがない
大体今の状況、白川が言った通りだぞ、それも知らずに白川叩きしてるのはアホ
pceコアね
単純なインフレ率なら初回の利上げ時は0%だから
これはもう完全なマイナス金利にしてやるしかないよ
国は金利なし国債発行しまくって借り換えするなり減税するなりすりゃいいのに
煽るだけ煽って終わり、
最近そんなのばっかだよな。