【社会】30~40代がいずれ迎える「大量孤独死」の未来

千葉県のマンションに住む60代の男性は、孤独死してから半年間にわたって発見されなかった。男性の傍らには、犬と猫7匹が一緒に息絶えていたという。
死後半年と聞くと特殊なケースと思われるかもしれないが、高断熱や気密性の高いマンションでは、訪問者でもない限り、長期間遺体が見つからないことも多い。長期間遺体が放置されてきたこともあり、すさまじい光景だったようで、物件を買い付けた不動産屋はその臭いに卒倒しかけたという。
この男性は、独身で一人暮らし。仕事はしておらず、親の遺産で生活していたようで、貯金は2000万円ほどあり、経済的には特に不自由ない生活を送っていた。
だが近所や親族との付き合いはなく、人間関係がほとんどなかった。
その結果として男性は、孤独死という事態を迎えたのである。
男性が住んでいた3DKのマンションを訪ねると、正面玄関は、ヨーロピアン風の黒いライトが所々に設置されており、クリーム色の重厚な外観は、まさに高級マンションそのものである。
部屋の前に立つと、室内にこもったムッとするような熱気が玄関に押し寄せてくる。真冬なのに部屋の空気は生ぬるく、注意深く嗅覚を働かせると、甘ったるい腐臭が鼻をつく。部屋の中に充満するほこりっぽい熱気とともに、フワッとしたなんとも言えない異様な臭いが漂っている。不動産屋に聞くと、専門の業者をもってしても、1回の清掃では完全に臭いを消し去ることはできなかったという。
死体は、長く放置すればするほど、部屋に死臭がこびり付いて消すことが困難になるからだ。
リビングダイニングには、白と灰色の毛のようなものが付着して、毛にまみれた褐色した塊のようなものが、何カ所にもまだ残留している。
孤独死の犠牲になるペットたち
男性に飼われていた猫たちは、この部屋を最後まで自由に歩き回りながら、尽きてしまったのだろう。ダイニングの壁の角に寄り添うようにして、小さな毛の塊が付着していた。
部屋を自由に動き回れたはずの猫たちは、なぜだか、犬たちがケージに入れられていたダイニングという同じ場所で亡くなっていた。ケージに入れられて身動きが取れない犬と互いに寄り添うように、猫たちもまた、ここで果てたのだ。水もなく、食べ物もなく、苦しみと空腹と、もしかしたら暑さもあったかもしれない……。そんなペットたちの苦しみを思うと、心が引き裂かれそうになる。きっと、自分が愛したペットたちのそんな姿は、男性自身も望んだものではなかったはずだ。
ペットの過剰な多頭飼いは、「アニマルホーダー」と呼ばれており、アメリカでは社会問題となっている。ホーダーとは、ゴミやモノを捨てられずに集める収集癖を持つ人のことを指す。世間では、ゴミ屋敷などが注目されているが、世話ができないほどの多くの動物を飼育してしまう、アニマルホーダーの存在も、深刻な社会問題となっている。
実際に特殊清掃の現場で、大量にペットの死骸が見つかることは多い。不衛生な環境での過剰な数のペットの飼育は、孤独死の80%を占めると言われるセルフ・ネグレクト(自己放任)の一種ともいえる。ゴミ屋敷に代表されるセルフ・ネグレクトは、緩やかな自殺と呼ばれる。当然ながら、そこにはこの男性のように孤立の問題が根深く潜んでいる。男性と人との繋がりを表すものは、ポストに入っていた郵便物だけで、動物病院、車のディーラー、市の水道局からの督促状のハガキしかなかった。
この男性の死は、今もなお押し寄せている孤独死大国のある意味、ごくありふれた典型例である。この男性のように、周囲から孤立したゆえの孤独死は決して珍しくはないからだ。
平成27(2015)年版高齢社会白書によると、60歳以上の高齢者全体で、毎日会話をしている人が9割を超えているのに対して、一人暮らしの男性は約3割、女性は約2割が、2~3日に一度以下となっている。近所付き合いに関して見てみると一人暮らしで、「つきあいがほとんどない」と回答した女性はわずか6.6%であるのに対して、男性は17.4%と極端に高い。つまり60歳以上の一人暮らしの男性は、近所付き合いや人との交流がなく、頼れる人がいない人が多いというのが現実なのである。
孤独死の不安を抱えるのは、高齢者だけではない。ゆとり世代、団塊ジュニア世代は、生涯未婚率が高いことから、将来設計から見てもひとごととはいえないのだ。実際、団塊ジュニア世代からは、将来「孤独死するかも」という不安をよく耳にする。
以下ソース
https://toyokeizai.net/articles/-/255831
コメントもできない
お前らと俺
独居でペット飼う人ってこういう事態が恐くないのかとホント思うわ
国が先に死んじゃうかもしれないし
切り替えて逝け
7040の問題含め、悲しい結末をただ待つのが怖い。
スポンサーリンク
長い歴史で死から免れた奴なんていないぞ。
死ぬのが嫌なら生まれるなよ。
孤独死と言ったって死ぬ時は意識も吹っ飛んでるから分からないだろ。
死ぬ時くらいひとりで静かに死にたいもんだ。
アパート側は思いっきり迷惑って話だよ
死んで半年放置されて死臭やらひどい事なるらしい
1回の清掃じゃ匂い取れないってさ
死んでも迷惑掛けるのが自殺者と孤独死者ってこと
だよな。
俺、猫いなきゃ生きてる意味が分からない。
割と人間ってそれなりに順応して生きるもんよ。
うちの会社は人事に回ってくる
あれ嫌なんだよ、死んでるときがあるから
誰からも嫌われる糞野郎の死体と御対面する事で安定した収入確保できてんだから我慢しろ
それも仕事やw
だから心配は65以上だな
俺達のときは70だから孤独死はないだろう安心した
結婚できない状況に陥った人間が多い社会は不安定化するんだよね
ただ、日本は失業率が高かった氷河期時代でも治安はどんどん良くなっちゃった国だから
微妙だが氷河期が50以上になった時に自分の人生に絶望して最後にいらんことしてしまう可能性はあるが
無敵になれる人がそれだけ多いという事だよね。
金なし女なし友達なしの3重苦
これからは多死社会
仮に少子化が解決して人口増えたとしても、死者が増加するのは目に見えてる
孤独死しても安心
俺も防腐剤入りの体に悪いのばかり食べてるから、死後、腐りにくいはず
吹いたっっw
ええ話や?w
最近はこの手の少額保険商品充実してるから
気休めだけどな
そこまでして生き残りたい理由もないし
分かります、死ぬこと自体より中途半端な状態で拘束されたようになるのが一番怖い
どんなに生きることを美化されようがそういう状態が長く続くのは人間として全然望まない