■1泊2日ならひとり15万円前後
大手百貨店の三越伊勢丹が主に富裕層向けに売り出しています。ツアーは東京都心発着で、料金は1泊2日でひとり15万円前後のプランが多いようです。
たとえば、岐阜県の飛騨高山に向かうプランでは、途中の長野・松本で信州そばの昼食を楽しみ、飛騨高山温泉の有名旅館のスイートルームに宿泊。翌日は乗鞍の花畑などを散策し、午後7時半ごろに東京に戻ります。
■シートはゆったり、一流のおもてなし
バスのシートは飛行機のビジネスクラスをイメージ。全席革張りで、各席には専用のモニターもあります。
バス後部には広々とした化粧室を完備。添乗員や乗務員が、コーヒーやお菓子を提供したり、雨傘を用意したりしてくれるサービスもあり、「気配りも一流」です。
■1台1億2千万円、特注バス倍増へ
同社によると、バスの価格は1台1億2千万~3千万円。座席数を10席に限定しており、バスの価格は同じサイズの観光バスのおよそ3倍ということです。同社は今後も需要が伸びるとみて、現在2台のバスを来春までに4台に倍増させる計画です。
■夏のプラン、半分はすでに満席
観光地をめぐるプランのほか、夏祭りやコンサートなどイベントにあわせて企画されたものもあります。比較的年配の夫婦や女性同士での参加が多いようです。
同社によると、夏のプランはほぼ半数がすでに満席状態。上高地(長野県松本市)や花火大会を組み合わせたプランが人気のようです。
http://withnews.jp/article/f0150722001qq000000000000000W0260201qq000012283A