1: チンしたモヤシ ★ 2019/06/24(月) 02:12:08.98 ID:Zdx0+0i/9
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中国の巨額投資も暗礁に…ベネズエラと各国の立ち位置はいつもの“お約束”状態
モーリー・ロバートソンによる世界のツイート解説
https://www.fnn.jp/posts/00046782HDK/201906231130_MorleyRobertson_HDK
3行要約
・ベネズエラの移民・難民が400万人超に
・アメリカは現マドゥロ政権に経済制裁を強化
・現政権を支持するロシアと中国の思惑とは?
(中略)
ベネズエラからの難民と移民は世界一。400万人とUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)などが発表。
(中略)
●独裁政権で経済が困窮
(中略)
アメリカ財務省は、ベネズエラの国営石油会社であるPDVSAの経済制裁に関して、外国の貿易業者が(石油の精製で必要となる)希釈剤をベネズエラに輸出すれば、アメリカからの制裁の対象になる可能性があることを明確にしました。
(中略)
●近隣諸国との摩擦…アメリカの対応は?
ベネズエラをめぐる世界の立ち位置は、マドゥロ大統領を支持する国と不支持の国で二分しています。
いつもの“お約束”のプレイヤーなんですけれども…アメリカをはじめイギリス・フランス・ドイツ・スペイン・カナダ・ブラジル・オーストラリアなど、欧米諸国は反体制のグアイド国会議長側を支持し、ロシア・中国・ボリビア・キューバ・イラン・トルコなどの左派政権国家は、マドゥロ政権を支持しています。
そして、ベネズエラの近隣諸国には移民・難民が流出しています。
(中略)
さらに今後、難民キャンプや一時滞在場所で生まれる推定2万人の新生児たちは、無国籍になってしまいます。保険証などが発行されず病院も受診できないなど、最低限の社会サービスを受けられず、生命の危機に瀕する可能性があります。
こうした状況を受けて、コロンビアの難民キャンプを訪れた女優のアンジェリーナ・ジョリーさんは、国際社会に対応を求めました。
しかし、お金はあまり集まっていません。今の国際社会は流動的で、それぞれの国が自国の問題にかかずらわっている状態なのです。
そして、アメリカもベネズエラから遠くない距離に位置しています。アメリカに滞在しているベネズエラ国籍の人たちのパスポートが期限切れで失効していく中、トランプ大統領は彼らに対し「一時保護の措置をとり、数千人規模であれば難民のような形で滞在を認める」という発言をしています。
●ロシアと中国の思惑
ここで気になるのが、ロシアと中国です。
ロシアは、ベネズエラに対して民間の軍事会社が人員を派遣し、長く現独裁政権に軍事的手助けをしていたのですが、ベネズエラ側から支払いが途絶えた為に、ロシアに引き上げてしまったようです。
一方の中国は、一帯一路の一環として過去10年でなんと5兆4600億円を投資していました。原油が安定価格で買える上に、アメリカの庭先で陸路の覇権を広められるという訳です。
以前、地下資源のレアアースをめぐる中国の戦略を解説しましたが、石油に対してもこうして手を伸ばしてきたのです。
ところが、移民・難民という大混乱が起きてしまったために、中国は下手をするとこの5兆円を回収できないまま大損となってしまう可能性があります。
加えて、ベネズエラが国難であるにも関わらず未だに借金の取り立てをしているため、仮にマドゥロ政権が持ちこたえても恨まれるでしょうし、政権が交代した場合には、「よくもチャべスやマドゥロを支持したな」と5兆円を反故にされてしまうかもしれません。
このように、中国の戦略も難所に差しかかり、非常に複雑な状態にあります。しかし、やはり最も重要なのは、移民や難民たちがこれから「どのようにして生きていくか」ということです。
(詳しくはリンク先)