1: ここん ★ 2016/12/03(土) 09:52:03.93 ID:CAP_USER9
日本と欧州連合(EU)の経済連携協定(EPA)交渉が急展開する恐れが高まっている。年内の大筋合意を目指し、来週にも大詰めの交渉を始めることが分かった。焦点となる農業分野で、EUは乳製品などで環太平洋連携協定(TPP)を上回る市場開放を要求。
これを拒む日本との間で膠着(こうちゃく)状態が続いてきた。ただ、TPP発効が困難となる中、日本側が日EU交渉の年内大筋合意にこだわり、譲歩を政治決断する可能性もある。2013年に始まった交渉は最も緊迫した局面を迎える。
乳製品焦点にEUの交渉団が来週にも来日し、東京都内で事務レベル交渉を開く。日EUは物品関税や知的財産、投資など幅広い分野で高い自由化を目指している。日本は自動車など工業品の関税撤廃を要求。EUは日本にチーズなど乳製品や豚肉、パスタ、チョコレートなどで大幅自由化を迫っている。
特にチーズはEU最大の輸出関心品目で、カマンベール、モッツァレラなど日本がTPPで関税を維持したソフト系の関税引き下げや輸入枠拡大を要求しているとみられる。
豚肉は、日本はデンマークから加工用冷凍肉を多く輸入しており、TPPと同様に低価格帯の関税を下げれば、大きな影響が心配される。TPPで関税を引き下げたパスタや無税枠を設けたチョコレートの自由化も求めている。欧州産は品質が高くブランド力もあるため、安価に出回れば国内の小麦、砂糖生産に影響が出そうだ。
交渉関係者によると、日EUは非公式に交渉を重ねているが、大きな進展は見られず「厳しい交渉が続いている」という。山本有二農相は2日の閣議後会見で「農林水産品のセンシティビティー(重要品目)に十分配慮しながら交渉に取り組みたい」と述べたが、交渉の進捗(しんちょく)については明かさなかった。(以下省略)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161203-00010001-agrinews-pol
これを拒む日本との間で膠着(こうちゃく)状態が続いてきた。ただ、TPP発効が困難となる中、日本側が日EU交渉の年内大筋合意にこだわり、譲歩を政治決断する可能性もある。2013年に始まった交渉は最も緊迫した局面を迎える。
乳製品焦点にEUの交渉団が来週にも来日し、東京都内で事務レベル交渉を開く。日EUは物品関税や知的財産、投資など幅広い分野で高い自由化を目指している。日本は自動車など工業品の関税撤廃を要求。EUは日本にチーズなど乳製品や豚肉、パスタ、チョコレートなどで大幅自由化を迫っている。
特にチーズはEU最大の輸出関心品目で、カマンベール、モッツァレラなど日本がTPPで関税を維持したソフト系の関税引き下げや輸入枠拡大を要求しているとみられる。
豚肉は、日本はデンマークから加工用冷凍肉を多く輸入しており、TPPと同様に低価格帯の関税を下げれば、大きな影響が心配される。TPPで関税を引き下げたパスタや無税枠を設けたチョコレートの自由化も求めている。欧州産は品質が高くブランド力もあるため、安価に出回れば国内の小麦、砂糖生産に影響が出そうだ。
交渉関係者によると、日EUは非公式に交渉を重ねているが、大きな進展は見られず「厳しい交渉が続いている」という。山本有二農相は2日の閣議後会見で「農林水産品のセンシティビティー(重要品目)に十分配慮しながら交渉に取り組みたい」と述べたが、交渉の進捗(しんちょく)については明かさなかった。(以下省略)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161203-00010001-agrinews-pol