1: 海江田三郎 ★ 投稿日:2015/12/20(日) 12:34:03.69 ID:CAP
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/46909
前略
続けて「ヤバい会社」を見ていこう。 まずは、昨今なにかと話題のシャープ、東芝。「シャープの経営陣は腰が定まらない。構造改革をお題目のように唱えるだけで、稼ぐ力を失った液晶パネルなどで思い切った対策が打てないまま、ずるずると業績が悪化している。『高い技術の製品を作れば買ってもらえる』という思い込みを捨てきれず、市場に対応できていない。お荷物のテレビ事業で今夏、市場想定価格で180万円以上もする『8K並み液晶テレビ』を売り出した時には、心底、『この会社はヤバい』と思った」(通信社、30代)「東芝の経営陣は不正会計について、『バレたのは運が悪かった』としか思っていないように映る。 幹部を一新した後でも、米原発子会社ウエスチングハウスの巨額減損を隠しており、隠蔽体質は相変わらず。役員賠償訴訟についても、訴訟対象者を直前まで顧問として遇していたのに加えて、大甘な請求。こんな大人にはなりたくないという幹部ばかり。現場の人たちはマジメなんですが」(経済誌、30代)
11月に上場した日本郵政グループは、将来性に疑問符がつく。「巨額の預かり資産をマーケットで運用するための十分な能力や体制ができていない。資金を融資に回す与信能力、営業力も欠けている」(通信社、50代)日本マクドナルドHDと資生堂には、「危機意識が足りない」との指摘が出た。「マクドナルドを取材すると、異物混入問題でも販売促進キャンペーンでも、担当者は杓子定規の説明ばかり。広報活動も、店舗の接客と同じマニュアル対応でいいと考えているように見える。会社の危機的状況を理解できていないのではないか」(経済誌、30代)「資生堂はトップの外部登用で変革を試みているが、社長の熱い語り口とは裏腹に、社員からは『お手並み拝見』など冷ややかな反応が聞かれる。全社一丸となって現状打破とはなっておらず、社員に当事者意識の低さを感じる」(通信社、40代)
「すごい会社」と「ヤバい会社」の両方に名が挙がった会社もあるが、いずれも似たような事情を抱えている。たとえば、セブン&アイHD。「『顧客の変化に対応せよ』など、CEO(最高経営責任者)である鈴木敏文氏の考え方が組織全体に浸透している。幹部や社員を取材しても、ほとんどの人が鈴木氏と同じことを言うのに驚かされる。末端社員や加盟店店主も含め、セブンを愛している人が多い」(全国紙、30代)
一方で、次のような不安要素も指摘されている。「売上高10兆円規模の会社でありながら、鈴木敏文氏のワントップ経営に依存しすぎている。鈴木氏は記者の前でも経営幹部を叱り、幹部は平身低頭。次の経営者がきちんと育っているかどうか。鈴木氏引退後が危ぶまれる」(全国紙、30代)サントリーHDも「在宅勤務制度などが整っていて、社員の家庭を大切にするあたたかい会社」(全国紙、30代)との評価がある一方で、先行きを危惧する意見もある。「創業家の佐治信忠会長が最近めっきり表舞台に姿を見せないため、『病気説』が出ている。佐治会長がスカウトした外様社長の新浪剛史氏と、生え抜き幹部との間の意思疎通がどうなっていくかが心配」(経済誌、40代)華麗なる業態転換に成功し、優れた経営の見本と称賛される富士フイルムHDにしても、「取材をしてみるとすごいのは古森重隆会長だけで、管理職はヒラメ状態で忖度してばかりいた」(経済誌、30代)。 いずれもトップのカリスマ性が強すぎて、「その後」が不安視されているわけだ。経済記者たちの視点を借りて会社を見れば、新しい風景が見えてくる。記者たちが記事には書けないがホンネで明かした会社の内情は、すべて表にまとめたので、じっくりご覧頂きたい。
すごい会社70社
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ヤバい会社30社
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前略
続けて「ヤバい会社」を見ていこう。 まずは、昨今なにかと話題のシャープ、東芝。「シャープの経営陣は腰が定まらない。構造改革をお題目のように唱えるだけで、稼ぐ力を失った液晶パネルなどで思い切った対策が打てないまま、ずるずると業績が悪化している。『高い技術の製品を作れば買ってもらえる』という思い込みを捨てきれず、市場に対応できていない。お荷物のテレビ事業で今夏、市場想定価格で180万円以上もする『8K並み液晶テレビ』を売り出した時には、心底、『この会社はヤバい』と思った」(通信社、30代)「東芝の経営陣は不正会計について、『バレたのは運が悪かった』としか思っていないように映る。 幹部を一新した後でも、米原発子会社ウエスチングハウスの巨額減損を隠しており、隠蔽体質は相変わらず。役員賠償訴訟についても、訴訟対象者を直前まで顧問として遇していたのに加えて、大甘な請求。こんな大人にはなりたくないという幹部ばかり。現場の人たちはマジメなんですが」(経済誌、30代)
11月に上場した日本郵政グループは、将来性に疑問符がつく。「巨額の預かり資産をマーケットで運用するための十分な能力や体制ができていない。資金を融資に回す与信能力、営業力も欠けている」(通信社、50代)日本マクドナルドHDと資生堂には、「危機意識が足りない」との指摘が出た。「マクドナルドを取材すると、異物混入問題でも販売促進キャンペーンでも、担当者は杓子定規の説明ばかり。広報活動も、店舗の接客と同じマニュアル対応でいいと考えているように見える。会社の危機的状況を理解できていないのではないか」(経済誌、30代)「資生堂はトップの外部登用で変革を試みているが、社長の熱い語り口とは裏腹に、社員からは『お手並み拝見』など冷ややかな反応が聞かれる。全社一丸となって現状打破とはなっておらず、社員に当事者意識の低さを感じる」(通信社、40代)
「すごい会社」と「ヤバい会社」の両方に名が挙がった会社もあるが、いずれも似たような事情を抱えている。たとえば、セブン&アイHD。「『顧客の変化に対応せよ』など、CEO(最高経営責任者)である鈴木敏文氏の考え方が組織全体に浸透している。幹部や社員を取材しても、ほとんどの人が鈴木氏と同じことを言うのに驚かされる。末端社員や加盟店店主も含め、セブンを愛している人が多い」(全国紙、30代)
一方で、次のような不安要素も指摘されている。「売上高10兆円規模の会社でありながら、鈴木敏文氏のワントップ経営に依存しすぎている。鈴木氏は記者の前でも経営幹部を叱り、幹部は平身低頭。次の経営者がきちんと育っているかどうか。鈴木氏引退後が危ぶまれる」(全国紙、30代)サントリーHDも「在宅勤務制度などが整っていて、社員の家庭を大切にするあたたかい会社」(全国紙、30代)との評価がある一方で、先行きを危惧する意見もある。「創業家の佐治信忠会長が最近めっきり表舞台に姿を見せないため、『病気説』が出ている。佐治会長がスカウトした外様社長の新浪剛史氏と、生え抜き幹部との間の意思疎通がどうなっていくかが心配」(経済誌、40代)華麗なる業態転換に成功し、優れた経営の見本と称賛される富士フイルムHDにしても、「取材をしてみるとすごいのは古森重隆会長だけで、管理職はヒラメ状態で忖度してばかりいた」(経済誌、30代)。 いずれもトップのカリスマ性が強すぎて、「その後」が不安視されているわけだ。経済記者たちの視点を借りて会社を見れば、新しい風景が見えてくる。記者たちが記事には書けないがホンネで明かした会社の内情は、すべて表にまとめたので、じっくりご覧頂きたい。
すごい会社70社
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ヤバい会社30社
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