【仮想通貨】バブルか飛躍的革新か、中銀悩ます仮想通貨

ビットコインは8営業日で50%上昇するなど急騰。中銀は相場が暴落すれば責任を問われるとの懸念も強めており、中銀当局者からは仮想通貨の規制強化を求める声が出る一方で、中銀独自の仮想通貨導入を検討する動きもある。
欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのノボトニー・オーストリア中銀総裁はロイターのインタビューで、「ビットコインの問題は、あっけなくバブルが破裂したときに中銀が無策だったと非難を受けかねない点にある」と指摘。仮想通貨に関連する銀行の動きが規制の見直しを必要とするかどうか把握に努めていると述べた。
世界の仮想通貨市場の規模は2450億ドルで、日銀や米連邦準備理事会(FRB)、ECBのバランスシートに比べて微々たるものだ。
しかし、仮想通貨は中央機関に依存していない。当局の規制下にある銀行や従来型の決済システムは介さず、ブロックチェーン(分散型台帳)と呼ばれるシステムを使っている。
このためハッカーの標的になりやすかったり、犯罪に利用されたりする懸念がある。また、仮想通貨を運用しているのが公的機関ではなく民間企業であるため、運営会社の経営が破綻したり、システム運用が停止することもあり得る。
こうした弱点を持ち、小売業界での導入も進んでいないため、中銀は仮想通貨を実体経済とは無縁のリスクの高いコモディティ―にすぎないとみなしてきた。
ECBのコンスタンシオ副総裁は9月、ビットコインを17世紀にオランダで起きたチューリップバブルになぞらえ、「投機の手段」と断じた。
仮想通貨による投機が盛んな中国と韓国は、仮想通貨技術を使った資金調達「イニシャル・コイル・オファリング(ICO)」を禁止。ロシア中銀もウェブサイト経由での仮想通貨の販売を禁じると発表した。ECBは昨年、「中銀のマネーサプライ管理に重大な影響を及ぼしかねない」として、仮想通貨の普及を後押ししない方針を示した。
一方、日本では4月にビットコインが法的な通貨と認められ、登録手続きを踏んだ企業にビットコイン取引所の運営が承認された。
ECB、日銀、ドイツ連銀は既に、将来の決済システムでの利用を視野に入れてブロックチェーン技術の試験に乗り出している。
商業銀行はこれまでのところ既存の仮想通貨に距離を置いている。ただ、既に電子決済システムが現金に取って代わりつつあることから、仮想通貨の普及でビジネスチャンスを失うことには警戒感を抱く。
このため、スイスの大手銀行UBSを筆頭とする6行は合同で、独自の仮想通貨づくりを試みている。
こうした動きは、銀行システムと決済システムの番人たる中銀にとっては危険をはらむ。
米セントルイス地区連銀のブラード総裁はロイターとのインタビューで「ある日目覚めたら、大半の大手銀行が骨抜きになり、ほとんどの事業がよそに移ってしまっていたということになりかねない」と述べ、規制当局が監視を怠れば金融危機につながりかねないとの考えを示した。
スウェーデンのリクスバンクや英イングランド銀行などは、中銀版デジタル通貨(CBDC)導入の利点について検討している。CBDCの保有者は、中銀に直接債権を持つという点では紙幣の保有者と同じだが、大量の現金を抱えておく不便は免れる。
中銀としては金融業界を通さず、実体経済に直接流動性を供給できるようになるため、金融政策の有効性が増すとの研究もある。しかし、金融危機になれば預金者は市中銀にある預金をCBDCに交換したくなり、取り付け騒ぎを助長する恐れもある。
日本銀行の山岡浩巳・決済機構局長はトムソンロイター主催による金融技術(フィンテック)関連のパネルディスカッションに参加し、仮想通貨の技術が銀行業に革新を起こす可能性があるとした上で、近い将来に仮想通貨が現金に取って代わることはないとの見方を示した。 https://jp.reuters.com/article/bitcoin-central-banks-idJPKBN1DS0DY
中銀を悩ますってw
しょーもない緩和に頼った結果だろうが。
信用が無いから、仮想通貨如きに跋扈される。
仮想通貨に信用があるとおっしゃる?
基軸通貨はどれも通貨安誘導する為に、信用希薄化のバーゲンセールをやり続けてる
ビットコインの信用度は変わらない、もしくは基軸通貨への不安から若干上げただけで、この状況だから
どっちに信用があるか比べる意味がほとんどない
それぞれ目減りしているんだよね。そこで発行量を決めた仮想通貨は値上がりが確実。
通貨理論からしても敵対する関係だね。
みんな買って
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仮想通貨の場合、誰がその旨味を取るんだって話。
それと流通量の管理とか誰がやるのっつーはなし
バブルならはじけて終わり。
中国が元の価値維持のために通貨切り替え量を規制してるもんで
その退避先に選ばれてるだけ
あと、通貨にするには価値が不安定過ぎる
せめて、価値が安定しないことには投資先としての価値しかない
>運営会社の経営が破綻したり、システム運用が停止することもあり得る。
半分正解で半分ダウト
きちんと完全雇用にできる通貨を選択したいものだ。
通常の取引の他に既存の通貨は、徴税権ある所が
税を徴収する際の手段として使われてるよな
既存通貨が使われなくるって事は税収に直接影響してくるから大問題だと思うんだが
既存の金の流れの中から一部を吸い上げて社会インフラ維持したり、公共サービスやってるのに
そこに介入してくるわけだから技術的、法的に可能なら潰されるんでは
今でも現金取引は記録残らないから補足不可能だよ
逆に、仮想通貨はブロックチェーン以外にも取引所に全部の記録が残るから
その気になれば網羅的に集計できる
そういう話じゃなくて税金はビットコインなんかの仮想通貨で納められないだろ
決済をビットコインでするのはいいけど、決算は日本だと円でやらないといけないわけだよな
入出金あった際に即時にビットコインから円にかえて、それをもって売上にかえるなら
出金は円でやるから同じでも、入金は変るだろ
そうじゃなく外貨と同じようにやろうにもレート変動激しすぎるから問題ありすぎでは
取引所の売買記録には約定時のレートが残っているのでは
株の取引でも時々刻々値段変わるけど自動で全部損益計算されてるし
それって誰が保証して責任もつの、どうやって証明するんですか
申告者が嘘をついた場合は、税務当局がそれと追跡調査する際にも問題でるのがわかるよな
取引所を通してる場合は取引所に全部記録があるし
現金に代わるほど大規模に普及するなら税務署がブロックチェーンから直接照合するシステム作ると思われ
株やFXを例にすれば、源泉徴収にしてれば
証券会社が年間の損益計算して報告書作って勝手に送ってくるし
自分で申告する場合でも大口の取り引きがあると証券会社がこっそり税務署に報告してる
あと、証明の件で税務署の怖いとこは、普通の警察・検察の裁判と違って
税務署は疑惑を持ったら何の証明もなしに自分で追徴課税の決定を出せる
証明しないといけないのは納税者の側で、自分の方から裁判起こさないといけない
判決出るまでは高額な延滞税がかるからとりあえず税金収めてから返してくれ!の不服の裁判起こすんだけど
とりあえず既に税金収めてるから滅多にひっくり返らないw
いいかえるとビットコインのサーバーの管理はいつまでなされるのか
数年後なのか数十年後なのか数百年後なのか数千年後なのか
その間のサーバーの管理は誰がするのか、その費用は誰が出すのか
もしもいつか運営停止があるなら、その際、ビットコイン所有者になにかを分配するのかしないのか
まあ、そういうもろもろを考えるとね
投機の材料でしかね
P2Pにサーバなど存在しないことをまず勉強してください(;^_^A・・・
あなたがもし利用している全ての電化製品の原理を理解しているなら、
それはとてつもないことだと私は思いますね(;^_^A・・・
例えばこのスマートフォン(Galaxyというのでしょうか?)、
これ一つとっても最先端技術の塊で全てを理解している人などいないのではないかと思います。
技術の詳細を知らなくても、全体として「どういう仕組みなのか?」
という概要を理解する事は誰にでも出来るし、理解すべきだ。
スマートフォンも、旧来ケータイと違うのはタッチパネル操作を基本
としたOSだと言う程度で、中身は電話会社の通信サービスに対応した
通信モジュールに高性能CPUやOS及びデータ用に大容量ストレージや
カメラモジュールやタッチパネル画面モジュールが組み込まれてケース
で閉じてある代物だ。
では、ビットコインとは何か?
ネット上で暗号を用いてデータをアカウント間でやり取りできるだけ
の「ゲームのようなもの」だ。世界中の参加者が「ゲームのデータ」
に価値の裏付けが全く無いままに、現金を対価とする投機的な取引を
過熱させて狂乱相場を形成しているのが現状である。
ブロックチェーン自体は素晴らしい技術だからそれは活用すべき