1: 海江田三郎 ★ 2016/11/03(木) 10:50:31.70 ID:CAP_USER
http://biz-journal.jp/2016/09/post_16647_2.html
本連載前回記事では、「貯蓄がいくらあればいいか」という質問は万人に共通する回答はなく、現在の条件や将来の方向性によって大きく異なる、ということについてお伝えしました。
そうはいっても、「同世代の人はどのくらい貯めているのか」というのは気になるもの。そこで、今回は、金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査(2015年)」から、30~40代の金融資産保有額(ここでは「貯蓄」と呼びます)の平均値と中央値を年収別に見ていきましょう。まずは「一人暮らし」の数値です。
●30代(左から年収、平均値、中央値/以下同)
・300万円未満……171万円、0万円
・300~500万円未満……406万円、150万円
・500~750万円未満……1013万円、700万円
・750~1000万円未満……3112万円、1945万円
・1000~1200万円未満……1962万円、2155万円
・1200万円以上……620万円、620万円
●40代
・300万円未満……257万円、0万円
・300~500万円未満……702万円、222万円
・500~750万円未満……1221万円、693万円
・750~1000万円未満……3049万円、1380万円
・1000~1200万円未満……7917万円、5250万円
・1200万円以上……8013万円、4125万円
いかがでしょうか。ここで、「平均値と中央値って何?」と思われた方もいるかもしれません。例えば、30代で年収300~500万円未満を見ると、平均値は406万円で中央値は150万円。「いったい、どっちが“普通”なの?」と感じてしまいますよね。正解は「中央値」で、これは“ど真ん中”のことを指しています
(中略)
実は、同じ調査から「貯蓄がない」と答えている割合を見ると、一人暮らしで47.6%、2人以上世帯で30.9%にも上ります。つまり「貯蓄がない世帯」は、およそ3世帯に1世帯以上の割合なのです。貯蓄といっても、「日々の生活費はあるけれど、将来使えるお金はない」といった意味で答えている人もいると思いますが、いざという時に使えるお金が0円では、心もとないもの。前回の記事でもお伝えしましたが、 貯蓄がゼロの人ほど、少しでも早く貯蓄を始めるべきです。ぜひ、「貯蓄専用口座」をつくって、1000円でも1万円でも確実に貯めていくようにしましょう。
人によって、必要なお金は大きく異なります。「中央値より多い」といって安心するのも危険ですし、「中央値より少ない」といって悲観するのも意味がありません。データはあくまでも参考情報として、「人生を豊かにするために、自分の場合はどのくらいのお金が必要か」を考えながら準備していきたいですね。(文=西山美紀/マネーコラムニスト)
本連載前回記事では、「貯蓄がいくらあればいいか」という質問は万人に共通する回答はなく、現在の条件や将来の方向性によって大きく異なる、ということについてお伝えしました。
そうはいっても、「同世代の人はどのくらい貯めているのか」というのは気になるもの。そこで、今回は、金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査(2015年)」から、30~40代の金融資産保有額(ここでは「貯蓄」と呼びます)の平均値と中央値を年収別に見ていきましょう。まずは「一人暮らし」の数値です。
●30代(左から年収、平均値、中央値/以下同)
・300万円未満……171万円、0万円
・300~500万円未満……406万円、150万円
・500~750万円未満……1013万円、700万円
・750~1000万円未満……3112万円、1945万円
・1000~1200万円未満……1962万円、2155万円
・1200万円以上……620万円、620万円
●40代
・300万円未満……257万円、0万円
・300~500万円未満……702万円、222万円
・500~750万円未満……1221万円、693万円
・750~1000万円未満……3049万円、1380万円
・1000~1200万円未満……7917万円、5250万円
・1200万円以上……8013万円、4125万円
いかがでしょうか。ここで、「平均値と中央値って何?」と思われた方もいるかもしれません。例えば、30代で年収300~500万円未満を見ると、平均値は406万円で中央値は150万円。「いったい、どっちが“普通”なの?」と感じてしまいますよね。正解は「中央値」で、これは“ど真ん中”のことを指しています
(中略)
実は、同じ調査から「貯蓄がない」と答えている割合を見ると、一人暮らしで47.6%、2人以上世帯で30.9%にも上ります。つまり「貯蓄がない世帯」は、およそ3世帯に1世帯以上の割合なのです。貯蓄といっても、「日々の生活費はあるけれど、将来使えるお金はない」といった意味で答えている人もいると思いますが、いざという時に使えるお金が0円では、心もとないもの。前回の記事でもお伝えしましたが、 貯蓄がゼロの人ほど、少しでも早く貯蓄を始めるべきです。ぜひ、「貯蓄専用口座」をつくって、1000円でも1万円でも確実に貯めていくようにしましょう。
人によって、必要なお金は大きく異なります。「中央値より多い」といって安心するのも危険ですし、「中央値より少ない」といって悲観するのも意味がありません。データはあくまでも参考情報として、「人生を豊かにするために、自分の場合はどのくらいのお金が必要か」を考えながら準備していきたいですね。(文=西山美紀/マネーコラムニスト)