1: ノチラ ★ 2017/05/31(水) 10:05:36.97 ID:CAP_USER
【ニューヨーク=山下晃】30日の米株式市場でアマゾン・ドット・コムの株価が上昇し、一時は初めて1000ドルを突破した。1997年に上場してから20年で株価(株式分割などを考慮)は約500倍に膨らんだ。安定して稼ぐクラウド事業と世界で広がるネット通販事業による収益拡大への期待が投資家の強気姿勢につながっている。
アマゾン株は30日、前週末比92セント(0.09)%高い996ドル70セントで取引を終えた。一時は1001ドル20セントまで上昇した。時価総額は約4780億ドル(約53兆円)とアップル、グーグルを傘下に持つアルファベット、マイクロソフトに次ぐ世界4位で、トヨタ自動車の3倍近くに膨らんでいる。
アマゾン株はここ数年、上昇に弾みがついた。クラウド事業の収益が安定して拡大したためだ。ネット通販は北米以外の地域でまだ赤字が残るが、業績拡大の期待はなお高い。
PER(株価収益率)は100倍台を超え、米主要企業(約17倍)と比べると格段に高い。QUICK・ファクトセットによる証券アナリストらの目標株価平均は約1090ドルと、市場はまだ上値余地が残ると見ている。44社による予想で目標株価を「買い」とする比率は84%と強気姿勢だ。もっとも、このところの株価の急騰から「中立」とする見方も16%と2016年末時点(9%)から増えており、過熱感の指摘も広がっている。
アルファベットの株価も再び1000ドル近くまで上昇し、米市場ではIT(情報技術)関連企業に投資マネーが集まる構図が鮮明だ。同社は14年に株式分割を実施する前の株価が1000ドルを超えていた。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDC31H0B_R30C17A5MM0000/