1: 海江田三郎 ★ 投稿日:2016/03/11(金) 20:02:03.82 ID:CAP
http://www.toushin-1.jp/newskaisetsu/moneylifehack/fx-range-souba-20160211/
FX(外国為替証拠金取引)が、資産運用の選択肢の一つと認知されるようになってきました。FX取引業者(FX会社)によっては1万円以下の証拠金で手軽に取引ができたり、24時間いつでも取引ができたりといった特長もあって 、サラリーマンやOL、主婦の方などでFXを始める人が増えています。 ところが、FXを始めたばかりの人たちが共通して口にするのが「FXは当たらない」、「FXはもうからない」というもの。なかなか自分が思うように値が動かないというわけです。「私が買うと下がり、売ると上がる」という声もよく聞きます。「誰かが、私がエントリー(取引を開始すること)するのを見ていて 、相場を逆に動かしているのではないか?!」と言う人もいます。もちろん、そのようなことはないわけですが、気持ちはわかります。 「私はFXに向いていないのか」と考えるかもしれませんが、その心配は無用です。実は、FXは「私が買うと下がり、売ると上がる」が起こりやすいのです。以下でその理由を説明します。
FXで「私が買うと下がり、売ると上がる」という現象が起こりやすい理由は、FXは「もみ合い(レンジ相場)」になっている時間帯が多いことです。言い換えれば、相場が動く時間が限られているのです。相場が動きやすい時間は、日本時間であれば、 中国人民銀行がその日の人民元の対米ドル基準値(レート)を発表する午前10時15分ごろ東京証券取引所の大引けである午後3時ごろ ロンドン市場が動き出す午後5時ごろ(冬時間の場合) ニューヨーク市場が動き出す午後10時ごろ(同)米雇用統計をはじめ、各種経済指標の発表時間前後 などです。これらの時間帯以外の時間では「材料待ち」で動きが緩やかになることがほとんどです。レンジ相場のときにエントリーをしてしまうと、値段は一定の幅で上下することになります。たとえば買い(ロング)でエントリーしたら、ちょっと上がったと思ったらすぐ下がります。ここで「レンジ相場だからどうせまた上がる」と思えるといいのですが、実際は、「どんどん下がってしまうのでは」と心配になり、結局はマイナスで損切り(ロスカット)することになります。
FXに限らず、相場の格言に「損小利大」という言葉があります。「損失は小さく、利益は伸ばすべき」という意味です。株式投資の場合、「もうはまだなり、まだはもうなり」と言うように、株価が下がっても「まだ大丈夫」と損切りができず、傷口を広げてしまう人が少なくありません。ところがFXでは、きちんと損切りをしているのに失敗するケースが多いのです。FXの入門書などには必ず、「相場が予想に反して動いた場合に備え、ストップロスオーダー(損切り注文)を入れておきましょう」と書いてあります。実際に、ストップロスオーダーを使っている投資家がほとんどでしょう。ところが、それを杓子定木にとらえるとミスになりかねません。たとえば、いつでも「エントリーから10pips(米ドル/円の場合10銭)下がったらロスカット、収益目標は25pips以上」とするとしましょう。理論上は「サイコロを振ってエントリーしてももうかる」かような気がしますが、そのようにはなりません。その理由は価格の上下の動きです。たとえば今、変動幅が上下30pipsのレンジで値が動いているとします。「10pipsでロスカット、目標25pips」のルールで利確するためには、底値から+5pips以内でロングエントリーするか、天井から-5pips以内でショート(売り)エントリーしなければなりません。これはなかなか厳しいです。 一方で、ロスカットのほうは、底値から+9pips以内でロングするか、天井から-9pips以内でショートしないと、次の谷や山ですぐにロスカットになってしまいます。(下図参照)
結論を言えば、レンジ相場では極めて早い段階でエントリーしないと、目標の収益が得られず、すぐにロスカットになりやすいのです。 それを防ぐためには、レンジ相場を避けるという選択肢もあります。レンジ相場内の動きよりも、レンジ相場を上抜けまたは下抜けた後のほうが、動きもスムーズで伸びも大きいため、判断しやすいでしょう。加えて、相場の動きが小さいときは、目標収益にこだわらず、損にならない(利益が出ている)段階で、利確してしまう(逃げてしまう)のも一つの方法でしょう。
FX(外国為替証拠金取引)が、資産運用の選択肢の一つと認知されるようになってきました。FX取引業者(FX会社)によっては1万円以下の証拠金で手軽に取引ができたり、24時間いつでも取引ができたりといった特長もあって 、サラリーマンやOL、主婦の方などでFXを始める人が増えています。 ところが、FXを始めたばかりの人たちが共通して口にするのが「FXは当たらない」、「FXはもうからない」というもの。なかなか自分が思うように値が動かないというわけです。「私が買うと下がり、売ると上がる」という声もよく聞きます。「誰かが、私がエントリー(取引を開始すること)するのを見ていて 、相場を逆に動かしているのではないか?!」と言う人もいます。もちろん、そのようなことはないわけですが、気持ちはわかります。 「私はFXに向いていないのか」と考えるかもしれませんが、その心配は無用です。実は、FXは「私が買うと下がり、売ると上がる」が起こりやすいのです。以下でその理由を説明します。
FXで「私が買うと下がり、売ると上がる」という現象が起こりやすい理由は、FXは「もみ合い(レンジ相場)」になっている時間帯が多いことです。言い換えれば、相場が動く時間が限られているのです。相場が動きやすい時間は、日本時間であれば、 中国人民銀行がその日の人民元の対米ドル基準値(レート)を発表する午前10時15分ごろ東京証券取引所の大引けである午後3時ごろ ロンドン市場が動き出す午後5時ごろ(冬時間の場合) ニューヨーク市場が動き出す午後10時ごろ(同)米雇用統計をはじめ、各種経済指標の発表時間前後 などです。これらの時間帯以外の時間では「材料待ち」で動きが緩やかになることがほとんどです。レンジ相場のときにエントリーをしてしまうと、値段は一定の幅で上下することになります。たとえば買い(ロング)でエントリーしたら、ちょっと上がったと思ったらすぐ下がります。ここで「レンジ相場だからどうせまた上がる」と思えるといいのですが、実際は、「どんどん下がってしまうのでは」と心配になり、結局はマイナスで損切り(ロスカット)することになります。
FXに限らず、相場の格言に「損小利大」という言葉があります。「損失は小さく、利益は伸ばすべき」という意味です。株式投資の場合、「もうはまだなり、まだはもうなり」と言うように、株価が下がっても「まだ大丈夫」と損切りができず、傷口を広げてしまう人が少なくありません。ところがFXでは、きちんと損切りをしているのに失敗するケースが多いのです。FXの入門書などには必ず、「相場が予想に反して動いた場合に備え、ストップロスオーダー(損切り注文)を入れておきましょう」と書いてあります。実際に、ストップロスオーダーを使っている投資家がほとんどでしょう。ところが、それを杓子定木にとらえるとミスになりかねません。たとえば、いつでも「エントリーから10pips(米ドル/円の場合10銭)下がったらロスカット、収益目標は25pips以上」とするとしましょう。理論上は「サイコロを振ってエントリーしてももうかる」かような気がしますが、そのようにはなりません。その理由は価格の上下の動きです。たとえば今、変動幅が上下30pipsのレンジで値が動いているとします。「10pipsでロスカット、目標25pips」のルールで利確するためには、底値から+5pips以内でロングエントリーするか、天井から-5pips以内でショート(売り)エントリーしなければなりません。これはなかなか厳しいです。 一方で、ロスカットのほうは、底値から+9pips以内でロングするか、天井から-9pips以内でショートしないと、次の谷や山ですぐにロスカットになってしまいます。(下図参照)
結論を言えば、レンジ相場では極めて早い段階でエントリーしないと、目標の収益が得られず、すぐにロスカットになりやすいのです。 それを防ぐためには、レンジ相場を避けるという選択肢もあります。レンジ相場内の動きよりも、レンジ相場を上抜けまたは下抜けた後のほうが、動きもスムーズで伸びも大きいため、判断しやすいでしょう。加えて、相場の動きが小さいときは、目標収益にこだわらず、損にならない(利益が出ている)段階で、利確してしまう(逃げてしまう)のも一つの方法でしょう。