1: 風吹けば名無し 2019/07/18(木) 15:01:58.59 ID:0Saxti5dr
社会の変化も作品に
「天気の子」の中には、作品を手がけていた3年間の社会の変化も描かれている。
新海:
日本経済が悪化しているという監督自身の実感をもとに、食事などを表現したという。やっぱり3年ってあっという間のようでいて、暮らしていく社会や世界そのものはどんどん変わっていく。
めまぐるしい変わり方をしているなというのは、たぶん僕だけでなくて皆が実感があって。
一つは「君の名は。」の時は登場人物がちょっときれいな家に住んでいるんですよ。日本家屋なんだけど広々としていて、旅館のような家に住んでいるんですね。あれは、企画会議で出た話をよく覚えているんですけど、「ちょっと憧れる、みんなが住みたいような家にしたいよね」というような話をしたんですよね。
でも、今回作品を作り始めた時の2017年の頭くらいは、もうすっかりその気分が変わっていて。おいしいごはんを食べるというよりは、ジャンクフードを食べる、家で節約料理を作るみたいなもののほうが僕たちの気分だし、節約しなきゃという気分。
要は『お金ないなあ』という気分。『仕事なかなか見つかんないな、あったとしても時給低いな』みたいな。そういうのが「天気の子」を作り始めた時の気分だったんですよ。
なので、キャラクターの描き方はそれによって少し変わったかもしれないですね。『時給いくら』みたいな話も出てくるし。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190718/k10011994941000.html