2015年3月25日マネー

反富裕デモ

1:Hi everyone! ★ 2014/11/25(火) 09:53:02.92 ID:???.net
ソース(ダイヤモンド・オンライン、竹井善昭氏)
http://diamond.jp/articles/-/62601

 「反富裕」という言葉がある。
格差社会解消をめざすある種の若者たちが、活動スローガンとして使っている言葉のようだが、11月23日の「勤労感謝の日」にも「反富裕」を掲げたデモが、新宿あたりで行われた模様だ。

 言いたいことは分かる。経済的格差をなくし、貧困をなくし、社会的・経済的弱者も幸福に暮らしていける社会を作ること。そこをめざす姿勢や考え方を批判はしない。というか、その点については同感だ。
しかし、「反富裕」というスローガンにはなんとも言えない違和感がつきまとう。どこかマヌケなのだ。そして、このマヌケな感じが、社会変革をめざすいまの若者が置かれた困難な状況を物語っている。

■「反富裕」と「反貧困」の大きな違い

 反富裕がなぜマヌケなのか??それは、この言葉を聞いたときに、「おいおい、どっちに向かって石を投げてんだよ?(方向が違うだろう?)」と感じさせてしまうからだ。

 同様の目的を持ったスローガンとして「反貧困」という言葉もあるが、こちらはめざすところは同じでも、強いメッセージ性がある。 説得性もある。
しかし、「反富裕」という言葉には、メッセージ性も説得性も感じられない。それは、反貧困とベクトルが違うからだ。

 そもそも「反戦」とか「反核」とか、「反?」という言葉は「?をなくす」という意味が含まれている。戦争をなくす、核兵器をなくすことをめざすという意味合いだが、これは分かりやすいし、活動の方向性としても(方法論的な議論は別にして)間違ってはいない。

 「反貧困」も同様だ。「貧困をなくす」ということは、日本に限らず世界的な課題だし、普遍的で大きな課題でもある。
しかし、「反富裕」 となるとちょっと違う。この言葉には「富裕(層)をなくす」という意味が含まれているし、世界的には富裕層に対する極端な富の偏在が問題になっていることも確かだ。

 しかし、富裕層ビジネス業界においても「本当の富裕層は存在しない」と言われるこの日本において、富裕層をなくすことが本当に(日本における)貧困の問題を解決するかというと疑問だ。日本という社会はすでに富裕層からは十分に金を取っているという議論もある。 

こちらのブログ(http://alicewonder113.blog.fc2.com/blog-entry-54.html)によれば、日本は法人税も高く、年収5000万円以上のフローリッチ層への税率もイギリスに次いで2番目に高い。

■グローバル化の負の側面「中間層の崩壊」

 また、そもそも貧困問題の解決とは、まさに「貧困をなくす」ことが課題であり、「富裕(層)をなくすことではない。全員がリッチになることに反対する人はいないが、全員が貧しくなることを望む人はいない。
「全員がリッチになる社会など実現できるのか?」と疑問に思う人もいるかもしれないが、「一億総中流」と言われた80年代の日本は、ある程度はそのような社会が実現した時代であり、いまと比べれば幸福感に満ちていた時代だと思う。

 そんな「幸福な社会」がなぜ崩壊したかというと、簡単に言えば中間層が崩壊しつつあるからだが、なぜ、そうなるかというと長くて複雑な話になるので別の機会にしたいと思うが、ものすごく簡単に言えば「世界中の人たちの給料が均一化する方向に向かう時代に入った」 からだ。
いわば、グローバル化の負の側面が中間層の崩壊で、これは欧米諸国でも共通の問題でもある。何年も前から、たとえばイギリスの「The Economist」誌などでも何度も特集されており、世界的にもそう簡単には解決策が見つからない問題であると言える。

 だからこそ、日本における反貧困のテーマも、まさに「中間層の復活」にあるべきだと思う。貧困層を中間層に引き上げることができれば、日本における貧困問題は解決するはずだ。
ワーキング・プア問題の本質も、ワーキング・プアな人たちを中間層に引き上げるための有効な手段が見い出せていないことにある。「反富裕」というスローガンがマヌケに見えるのは、そのあたりの理屈が包含されていないからだろう。
富裕層を敵に回してその富を奪い、貧困層にばらまいたところで、それは根本的な解決にならない。 

>>2以降に続く)

2015年3月25日マネー

ムーディーズ

1:ジーパン刑事 ★@\(^o^)/ 2014/12/01(月) 17:53:09.05 ID:???0.net
[東京 1日 ロイター] – ムーディーズ・インベスターズ・サービスは、
日本の政府債務格付をAa3からA1に1ノッチ格下げした。格付の見通しは安定的。
格下げの理由は、
1)財政赤字削減目標の達成可能性に関する不確実性の高まり、
2)デフレ圧力の下での成長促進策のタイミングと有効性に関する不確実性、
3)それに伴う中期的な日本国債の利回り上昇リスクの高まりと債務負担能力の低下、としている。

http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPT9N0TA03820141201
日本の政府債務格付をAa3からA1に格下げ、格付見通しは安定的=ムーディーズ

2015年3月25日マネー

財布

1:Hi everyone! ★ 2014/11/24(月) 19:46:28.38 ID:???.net
 「お金が羽をつけて飛んでいくように財布から出ていく」。千葉市稲毛区の主婦岩月佐和子さん(31)は、家計簿をめくりながらため息をついた。

 家計簿は今年一月、四月からの「消費増税対策」としてつけ始めた。建設会社に勤める夫(38)と、六歳と四歳の娘の四人家族。

 すでに安倍政権が進めていた金融緩和策により円安が進み、小麦などの原材料費は上昇。食料品がじわりと値上がりする中、四月の税率8%への引き上げは、予想以上に家計に響いた。

 食費を節約するため、これまで生協の宅配を利用していた食料品の一部はスーパーで買うことに。バターやキムチは価格は同じでも量が減っていた。外食する時も夕食は控え、価格が抑えられる昼食のみにした。

 夫は七月に昇進し、月給が約二万円上がった。だが、それまで着なかったスーツやワイシャツの出費もかさみ、四月の増税前は毎月九千円だった消費税分の出費は直近で約二万円に。「給料が上がった実感はまったくない」という。

 安倍晋三首相は来年十月からの税率10%への引き上げを先送りする一方、一年半後には必ず増税すると断言した。「結局負担が先送りされるだけ。将来への不安は消えない」と岩月さん。ため息は尽きない。

     ◇

 「ここまで予算が膨らむとは思わなかった。これもアベノミクスの影響なのか…」。匝瑳市の職員が頭を抱えた。

 先月二十二日、本年度中に建設予定の「津波避難タワー」の工事業者が入札でようやく決まった。落札価格は七千二百五十万円。
当初見込んだ工事費の二倍近くに膨らんでいた。

 安倍政権は消費税8%の増税ショックを和らげようと打ち出した経済対策に巨額の公共事業費をつぎ込んだ。その結果、入札を実施しても、作業員不足や資材高騰により、建設業者が「予定価格の中で工事ができない」と参加を辞退する「入札不調」の波が県内にも押し寄せている。

 避難タワーは、津波が押し寄せた時、九十九里浜沿岸の住民や観光客が緊急に避難するための施設。東日本大震災では隣の旭市が津波による死者を出しているだけに、匝瑳市は万が一に備え、海水浴場近くに設置する計画を立てた。

 市は当初予算で工事費約四千二百万円を計上。六月に補正予算で約五千六百万円まで増額した。だが入札に応札する業者は七、八月と二回連続でゼロ。

 市の担当者は、業者から「東日本大震災の復興事業やアベノミクスによる公共事業で鉄鋼の価格が上がり、資材が手に入らない」 と打ち明けられたという。

 市民の安全を守る工事は着工のめどがようやく立った。避難タワーの建設予定地近くに住む自営業男性(50)は「高齢者は車で逃げられないので、タワーがあれば一時的でも逃げ込める。命にかかわるので早く完成してほしい」と求めた。

     ◇

 安倍首相が誇示する「雇用の改善」は、急増するシニア世代の非正規労働者が支えているのが実態だ。

 「給料が上がるなんてとんでもない。この二年でむしろ下がりました」。県内のバス会社で働く五十代の男性にとって、恩恵のない「アベノミクス」は人ごとのように聞こえる。

 非正規雇用の嘱託社員。バス業界は乗客の減少や円安による燃料高で経営が厳しく、会社側は手当を削減した。「特に狙われたのが嘱託。正社員との差が大きくなりました。仕事は同じなんですけどね」。二年前に月二十五万円ほどだった給料は今、二十三、四万円に減った。

 男性は妻や長男夫婦とともに暮らしている。仕事中、出先で食べる昼食はほとんどがコンビニ弁当。食べたいものも我慢し、安いものを選ぶことが多くなった。

 「政治家は生活の苦しい人に目を向けてほしい。国会議員自身は優遇されているから、それが分からないのでしょうか」。政治への不信ばかりが募る。 (砂上麻子、内田淳二)

ソース(東京新聞) http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20141124/CK2014112402000136.html

2015年3月25日マネー

幸福度

1:ジーパン刑事 ★@\(^o^)/ 2014/11/09(日) 17:31:32.50 ID:???0.net
米シンクタンクのピュー・リサーチセンターが2014年に世界各国の「幸福度」を調べたところ、国民1人あたりのGDPが向上した新興国における幸福度の伸びが顕著ということが分かったそうです。
英タブロイド紙のデイリーメールは、この調査結果を「幸せはお金で買えることが証明された(More money DOES make you happier)」という刺激的な調子で報じています。

この調査は世界43か国の国民に対し、アンケート形式で実施。「生活の満足度」をはしごに例え、考えうる中で「最も良い生活ができている場合」は10段目、「最悪な場合」は1段目を選ばせ、7段目以上と回答した人の割合で「幸福度」を算出しています。 

2014年の「幸福度」では、イスラエルが75点、米国が65点、ドイツが60点、英国が58点といった国が上位を占めています。

一方、前回調査の2007年から最も「幸福度」が伸びたのは、インドネシアで35ポイント(23点→58点)。
次いで中国(26ポイント)、パキスタン(22ポイント)、マレーシアとロシア(ともに20ポイント)と続きます。
経済成長が著しくGDP(国内総生産)が上昇した国が目立ちます。

経済や社会が比較的成熟してGDPも高い先進国は、「幸福度」では上位を占めていますが、欧米諸国の不景気の煽りをあまり受けなかったドイツを除き、「幸福度の伸び率」の動きはほとんどありませんでした。

GDPの高さと幸福度がほぼ比例していることから、デイリーメールは「幸せはお金で買えることが証明された」と報じていますが、その一方で、
「お金がなくても幸せな家族はいるし、お金持ちでも夫婦喧嘩が絶えず子どもがドラッグに走る家だってある」
というベトナム人のコメントを掲載するなど、お金が幸せの全てではない、という見方も一応フォローしています。

インドネシアを大きく下回る「日本の幸福度」 タブロイド紙のデイリーメールらしい拝金主義を煽る品のない記事ですが、寄せられたコメントには「健康」や「愛」といったお金以外の幸せの要素について触れているものが多く見られました。
「お金はモノを買うためだけのものじゃない。ストレスを減らしたり健康的な生活を保障するものでもある」
「お金があったって早死にする億万長者だっている。お金で健康が買えないこともあるよね」 「そんなに健康じゃなくても、真実の愛があれば人生は豊かになるでしょ」
しかし中には、こんな皮肉を言う人もいます。

「『お金で幸せは買えない』なんて言うのは、すでにお金を持っている人だけだ」
また記事によると、2014年の日本の「幸福度」は43点で、韓国の47点やイタリアの48点、フランスの51点を抑えて先進国最下位となっています(EU加盟国ではギリシャの37点がありますが)。これはインドネシアの58点をも下回っています。

日本は2002年が驚異の39点ですから、そこから見たらだいぶ回復したのかもしれません。
とはいえ日本のGDPは、米国と中国に次いで世界第3位のはず。「幸福度はGDPに比例する」という推論を真っ向から否定する結果となっています。

GDPは高いのに、幸せを感じられない日本人。もしかすると「幸せを感じられないお金持ち」 の皮肉が最も当てはまるのは、私たちなのかもしれないですね。 

(参考)More money DOES make you happier (Daily Mail Online) /
People in Emerging Markets Catch Up to Advanced Economies in Life Satisfaction (Pew Research Center)

http://careerconnection.jp/biz/news/content_2115.html
日本人の「幸福度」は先進国で最下位 「幸せはお金で買えない」国民性なのか