1: リキラリアット(東日本)@ 2016/09/06(火) 18:23:09.86 ID:vZKJsRqJ0 BE:837857943-PLT(16930) ポイント特典
貧困をなくすために政府がすべての人に生活に最低限必要なお金を配る「ベーシックインカム」(BI、基礎所得保障)制度の導入に向け、
欧州がかじを切り始めた。スイスはことし六月、世界初の国民投票を実施、フィンランドやオランダでは来年から社会実験が始まる。
背景にあるのは格差拡大といった社会保障制度の行き詰まりだ。
◆フィンランド 25~58歳に月7万円程度
フィンランドのユハ・シピラ首相は昨年五月、国レベルでBIの社会実験を試行すると表明した。二〇一七年中に始め、二年間実施。
過去にカナダの自治体で試みはあったが、制度導入が実現すれば世界初だ。
BIは無条件に一律に支給されるため、社会保障制度をスリム化し、行政コスト削減が期待される。昨年十月から政府の調査チームが実験手法の研究を始め、
月五百五十~六百ユーロ(六万四千~七万円程度)の給付を検討。二十五~五十八歳の約七千人を選び、一九年に結果を分析する。
調査チームの代表で、社会保険庁のオッリ・カンガス氏によると、大きな目的の一つは「貧困のわな」の解消だ。公的扶助の受給者が働き始めると、
援助が削られるため一定の給与がないと所得は増えず、就労に後ろ向きになる。給与を得ても減額されないBIは、働けば所得が上乗せされるため
「働く意欲を喚起する解決策になるのではないか」と語る。
貧困層だけでなく起業への挑戦や、柔軟な働き方も期待できる。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/living/life/201609/CK2016090602000165.html
欧州がかじを切り始めた。スイスはことし六月、世界初の国民投票を実施、フィンランドやオランダでは来年から社会実験が始まる。
背景にあるのは格差拡大といった社会保障制度の行き詰まりだ。
◆フィンランド 25~58歳に月7万円程度
フィンランドのユハ・シピラ首相は昨年五月、国レベルでBIの社会実験を試行すると表明した。二〇一七年中に始め、二年間実施。
過去にカナダの自治体で試みはあったが、制度導入が実現すれば世界初だ。
BIは無条件に一律に支給されるため、社会保障制度をスリム化し、行政コスト削減が期待される。昨年十月から政府の調査チームが実験手法の研究を始め、
月五百五十~六百ユーロ(六万四千~七万円程度)の給付を検討。二十五~五十八歳の約七千人を選び、一九年に結果を分析する。
調査チームの代表で、社会保険庁のオッリ・カンガス氏によると、大きな目的の一つは「貧困のわな」の解消だ。公的扶助の受給者が働き始めると、
援助が削られるため一定の給与がないと所得は増えず、就労に後ろ向きになる。給与を得ても減額されないBIは、働けば所得が上乗せされるため
「働く意欲を喚起する解決策になるのではないか」と語る。
貧困層だけでなく起業への挑戦や、柔軟な働き方も期待できる。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/living/life/201609/CK2016090602000165.html