1:ライトスタッフ◎φ ★ 2014/03/12(水) 17:12:35.73 ID:???
「生涯未婚率」をご存じだろうか。45?49歳と50?54歳の未婚率平均値をとり、
50歳時点で「それまでに一度も結婚をしていない人の比率=未婚率」を算出し、
これをもって「生涯結婚しない人の比率」としている。もっとも、50歳以上の男性
婚姻件数は再婚も含めて2万5514件(2012年)もあるのだが…。
この生涯未婚率が10年に男性20・14%、女性10・61%と初めてそれぞれ
大台に乗せた。しかし、未婚のほかに死別、離別を含めると、実際には男性で23・4%、
女性でも20・7%がシングルズ(理由がいろいろあるので複数形)だ。
13年にフィデリティ退職・投資教育研究所が実施したサラリーマン1万人アンケートでも、
総回答者1万1507人のうち、3112人が50代。そのうちシングルズは794人
(男性341人、女性453人)、25・5%だった。
50代男性シングルズの年収は平均で566・3万円、資産は平均1423万円、
うち老後用資産は1202万円。家族手当などの影響から年収では50代既婚男性と
比べると160万円ほど少ないが、1人で使えることを考えれば優雅といえる。
しかし、退職後の生活は「明るくないぞ」という危機感が強いようだ。退職後の生活
イメージを聞いてみると、既婚の男性と比べてシングルズは「いきいき・はつらつ」
「のんびり・マイペース」「明るく・楽しい」の比率が低く、「ほそぼそ・質素」
「つらく・不安」の比率が高い。
50代男性シングルズが想定する、「退職後の生活に年金以外で必要な金額」は
平均3553万円と高く、前述の準備額1202万円でもわずか3分の1に過ぎない。
老後生活資金不足が危機感を強めているのだろう。
だからこそ、老後のための資産運用にも前向きだ。50代男性シングルズの38・0%が
投資を行っており、50代既婚男性の38・7%とほぼ変わらないが、このうち退職後の
ための資産形成として運用を行っている人の比率は50代男性シングルズで32・6%と、
50代既婚男性の24・2%を大きく上回る。投資対象には、圧倒的に日本株が多いことも
特徴だ。50代男性シングルズ投資家の80・3%が日本株を投資対象として保有している。
別な懸念もある。50代男性シングルズの29・9%が退職後の楽しみとして「趣味や
習い事」を選んだ。男性シングルズにとって、退職は本当に1人になるプレッシャーだ。
仕事の人間関係が無くなれば、「趣味や習い事」で人とのつながりを求めようとしている
姿が垣間見える。
◎執筆者/野尻哲史(フィデリティ退職・投資教育研究所所長)
◎http://www.zakzak.co.jp/economy/ecn-news/news/20140311/ecn1403111805009-n1.htm
50歳時点で「それまでに一度も結婚をしていない人の比率=未婚率」を算出し、
これをもって「生涯結婚しない人の比率」としている。もっとも、50歳以上の男性
婚姻件数は再婚も含めて2万5514件(2012年)もあるのだが…。
この生涯未婚率が10年に男性20・14%、女性10・61%と初めてそれぞれ
大台に乗せた。しかし、未婚のほかに死別、離別を含めると、実際には男性で23・4%、
女性でも20・7%がシングルズ(理由がいろいろあるので複数形)だ。
13年にフィデリティ退職・投資教育研究所が実施したサラリーマン1万人アンケートでも、
総回答者1万1507人のうち、3112人が50代。そのうちシングルズは794人
(男性341人、女性453人)、25・5%だった。
50代男性シングルズの年収は平均で566・3万円、資産は平均1423万円、
うち老後用資産は1202万円。家族手当などの影響から年収では50代既婚男性と
比べると160万円ほど少ないが、1人で使えることを考えれば優雅といえる。
しかし、退職後の生活は「明るくないぞ」という危機感が強いようだ。退職後の生活
イメージを聞いてみると、既婚の男性と比べてシングルズは「いきいき・はつらつ」
「のんびり・マイペース」「明るく・楽しい」の比率が低く、「ほそぼそ・質素」
「つらく・不安」の比率が高い。
50代男性シングルズが想定する、「退職後の生活に年金以外で必要な金額」は
平均3553万円と高く、前述の準備額1202万円でもわずか3分の1に過ぎない。
老後生活資金不足が危機感を強めているのだろう。
だからこそ、老後のための資産運用にも前向きだ。50代男性シングルズの38・0%が
投資を行っており、50代既婚男性の38・7%とほぼ変わらないが、このうち退職後の
ための資産形成として運用を行っている人の比率は50代男性シングルズで32・6%と、
50代既婚男性の24・2%を大きく上回る。投資対象には、圧倒的に日本株が多いことも
特徴だ。50代男性シングルズ投資家の80・3%が日本株を投資対象として保有している。
別な懸念もある。50代男性シングルズの29・9%が退職後の楽しみとして「趣味や
習い事」を選んだ。男性シングルズにとって、退職は本当に1人になるプレッシャーだ。
仕事の人間関係が無くなれば、「趣味や習い事」で人とのつながりを求めようとしている
姿が垣間見える。
◎執筆者/野尻哲史(フィデリティ退職・投資教育研究所所長)
◎http://www.zakzak.co.jp/economy/ecn-news/news/20140311/ecn1403111805009-n1.htm