【経済】国債引き受ける銀行がなくなる? マイナス金利政策は泥沼化している

2016/7/13 19:50
日本銀行の国債買い入れが増え、2016年7月10日現在で約382兆6723億円にのぼっている。
その一方で、マイナス金利政策の影響で長期金利が急速に低下しており、7月8日の東京債券市場では、代表的な指標とされる満期10年物国債の利回りが一時マイナス0.3%まで低下(国債価格は上昇)して、過去最低を更新した。国債の9割近くがマイナス金利という指摘もあり、今後、国債を引き受ける銀行などがなくなる可能性もある。
日銀、「ただちに影響があるような状況ではない」
日銀の2016年1~3月期(15年度第4期)の資金循環統計によると、国債保有残高は16年3月末時点で、約364兆円。国債全体の残高の33.9%を占めて、過去最高となった。
6月10日時点の残高は約373兆円。7月10日現在では約382兆円とさらに膨らんでいる。
そうしたなか、日本国債の利回りは急激に低下(価格は上昇)している。英国のEU離脱で、安全資産とされる日本国債が買われる流れになっており、利回りの低下に拍車がかかっている。
日銀の金融緩和政策は、2016年2月にマイナス金利に踏み込んだ。その後、ジワジワと長期金利が低下。6月27日には10年物国債利回りがマイナス0.215%まで低下。満期までの期間が長い20年物国債の利回りは0.080%、30年債利回りは0.095%まで下がり、さらに7月6日には20年物国債の利回りがついに史上初めてマイナスに陥った。
これでは、銀行は国債を保有しても利回りでは稼げないし、満期になっても損失が出てしまう。さらに財政赤字が膨らめば、国債価格の下落リスクは増してくる。それもあって、民間金融機関の保有する国債は239兆円(16年3月末)で、この1年で16.9%も減少した。
それでも銀行が国債を買うのは、大規模な金融緩和で国債の大量購入を続ける日銀に、より高い価格で買ってもらえるとの期待があるためだ。日銀は国債市場の現状を、「現時点では安全資産として、利回りのプラスのもの(満期期間が長めのもの)から買われています」と話す。
日銀はマイナス金利政策の目的を、「金利を下げること」と言い切る。日銀にとって高い価格で買った国債は利益を減らすことにもなりかねないが、「(日銀は)国債を満期保有するので、ただちに影響があるような状況ではありません」という。日本国債の約87%がマイナス利回りという指摘
しかし、7月5日付の「ウォールストリートジャーナル」紙は、20年物国債の利回りがマイナスに陥ったことを受けて、「日本国債の約87%がマイナス利回りということになる」と報じた。日銀は、こうした指摘について「承知していない」としているが、懸念は高まっている。
経済学者で慶應義塾大学教授の金子勝氏が2016年7月12日付のツイッターで、
「参院選前の1週間、日銀の国債買入れが6兆円増え382兆円に。さらにリニア新幹線など10兆円の経済対策。日本国債は世界中のマイナス金利国債の3分の2を占める。待つのは泥沼だ」
と投稿。さらに、
「日本の国債利回りは今月初め、満期が20年近くまでマイナスに転落。日本国債の約87%がマイナス利回りという国債市場麻痺の異常事態」
とつぶやいた。
以前から、金子教授は日銀の「マイナス金利政策」に懸念を抱いていて、6月19日付のツイッターでも、
「マイナス金利は底なし沼だ。国債消化のためにあてどもなくマイナス金利が進むが、日銀の損失が拡大し、限界が近づいている」と、指摘していた。
日銀によるマイナス金利政策の「限界説」は、ここにきて急速に広まっている。
第一生命経済研究所経済調査部の主任エコノミスト、藤代宏一氏は「おそらく、日銀は想定していたスピードよりも速く、急激に金利が下がってしまったのではないでしょうか。20年物国債の利回りまでマイナスになって、もう一段引き下げても(マイナス金利政策の)効果がもう見込めないのではないか、との見方が広がっていることがあります」と、マイナス金利政策の「出口が見えなくなっている」と指摘している。
>今後、国債を引き受ける銀行などがなくなる可能性もある。
そういう狙いでしょ
>引き受ける銀行がなくなる?
長期金利マイナスというのは、国債人気が高くなりすぎて買っても儲からんからもう欲しくないわ、
そういう状態だから引き受けないというのが三菱東京UFJ
引き受け手が減れば、長期金利が上がってきて、利益が見込めるようになる。
結論からすると、民間銀行が国債を全く買わなくても無問題。
日銀が代わりに全部引き受ければいい。現に日銀が40パー以上保有してるが
円安どころか逆に円高になってる。日銀は円を無制限に印刷して配る権利を持ってるので
1000兆すべてを印刷して買取り、日本政府に対する債権を放棄すれば、
日本政府の借金は1000兆から0円になる。そうなってもまず円は120円程度で収まるだろうと俺は見るね
なんねーよ。
日本で新たに発行される国債は、年間35兆円前後。
日銀が買ってるのは80兆円。
もうあと2年で、世の中に存在するすべての国債を買ってしまうから、
国債は札割れ頻発って状態になって、それ以上買えなくなる。
これは、債券アナリストのレポートが山のように出てるから、それを読んだほうが早いよ。
たった4年で、日銀の国債買取で、日本の通貨発行量(マネたりーベース)は、
4倍に膨れ上がって、すでに異常自体になっちゃってるんだよ。
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>限界超えるとどうなるの?
本命:1USD=120円を軽く超える円安、経済大混乱。
対抗:政府が日銀救済引当金だのなんだので、緩和続行。
対抗:日銀が何言われても買いオペの額を減らす
穴 :特に何もおきない
こんな感じかな。
門外漢に重さを伝えると、「中銀ぶっこく」って「天皇制廃止したらどうなるの?」みたいな話なんだよね。
デフレが長引くだけ
というかデフレから抜け出せない可能性もある
国内の産業雇用そっちのけでやらかす銀行の現状も問題が有るだけ
消費税増税したからでしょ
こんな馬鹿政策やったから、国債を日銀が引き受けるしか無くなっているわけ
消費税増税は究極のデフレ化政策
デフレだからマイナスなんです
国債を欲しがる人が多くて、マイナス金利にまで陥ってるw
イラないというのなら、オレがもらっとくよ
少なくとも満期まで待っていたら、現金がもらえんだからさwww
利口な国民さまは買わないから、
長期の国債は募集中止になっとるんだが…。
リフレ派以外の経済学者たちは金融緩和したら、
金利が暴騰してしまう!って3年前にはアレほど賢しげに警告していたのに。w
取り敢えず、なんか言っみ?www
2年で2%物価上昇なんか楽勝ぷー
とかほざいてたんだから
同じ穴のムジナだろ
そもそもリフレ派て誰よ?
消費税増税に賛成した山本幸三のことか?
目を回すような好景気がやってくる
とかほざいた松尾か?
ハズレばっかじゃねえかw
インフレは手段であって雇用改善が目標なので完全雇用になってインフレ率が低いのはむしろ歓迎。浜田先生もそんなような話してる。まだ完全雇用になってないけどな
リフレ派の諸氏が大反対した消費増税がなければ、実現できた数値だよw
問題だったのは財政健全化厨のアホどもが意外と力と数を揃えていたこと
経済板で「消費税増税と共にアベノミクス終了」のスレがながい間あるのは、
リフレ派の「残念極まる」という怨嗟によるものだ
外的要因を無視して批判するのは無理がある。
資源価格の暴落や中国経済の低迷に米国利上げ、おまけにEUの混迷など世界的にデフレ要因が頻発している。
批判するのはいいが、それらの要因を無視しては正しい判断など出来ない。
そもそも反リフレ派の連中は、金融緩和で「ハイパーインフレになり国債は破綻する」と主張していた。
大きく間違っていたのは、むしろ反リフレ派の連中でしょ。
政府が借りるしか無い
直接が嫌なら
政府が90%株持ってる郵貯と簡保を経由すりゃいいよ
安倍政権は公共事業減らしすぎ。
金融緩和しても金が市場に廻っていない。
これに尽きる
金利が安い今公共事業しなくていつする!
公務員給与を減らすとさらにデフレが加速する
ため込むだけだから加速しない
公務員給与削減してその分ばらまきでもしたほうが景気刺激になる
バラまきも天下りした官僚の退職金に化けるだけだから、減税でよろ
世界的に経済が終わってるとしか言いようが無い。
オマケに、各国マイナス金利を導入してる所も多いからね。
現実そうじゃないから国債買われてんだろうが。
むしろ日銀の当座に金が積まれまくってるからマイナス金利なんだろ?
国債買わなくなって、もっと良い運用先見つかりゃ自然と当座が減り
そうすりゃ金融緩和が終わる。
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