
総裁は「3回は完全にあり得る」と指摘。 「見通しに対する自信を深めるのに伴い、 年内計3度の利上げを支持する可能性がある」と述べた。
その上で「インフレ率が加速すれば、(自身の)予想は確実に固まる。 (年内利上げは)3度、または2度、状況がさらに上向けば4度もあり得る」とした。
過去数年2%程度だった米成長率を4%にまで高めるとトランプ大統領が表明していることをめぐっては、 「4%はかなり桁外れの数字だ」と述べた。
この水準の成長率は「どの年でも」達成する可能性があるとしながらも、 米経済はすでに堅調で労働市場も「極めて力強く」、 自動車販売などは過去最高水準にあることを踏まえると、想像し難いとした。
イエレンFRB議長は前週の米連邦公開市場委員会(FOMC)後の会見で、 インフレ率が目標の2%を上回ることを許容する姿勢を示唆した。 エバンズ総裁も「インフレ率の2%達成を確実にするため、 2%をやや上回る余地が存在する」として、議長と同様の考えを示し、 「インフレ目標は対称的であり、問題はない」とした。
ロイター http://jp.reuters.com/article/usa-fed-rates-idJPKBN16R1IH