
金融市場関係者をみると、元々ヘッジファンドの一部には熱烈なトランプ支持者がいる。一方で、一般的な順張り中長期バリュー投資 (いわゆるパッシブ型)運用者は、ヒラリー勝利を前提にしてきた。 昨年来、高い手数料(利益の20%)なのにパフォーマンスが悪いヘッジファンドからパッシブ運用への資金移動が顕著になった。 そんななか、民主党大会が終わり、支持率でヒラリーがトランプを引き離した頃から相場は上昇。ここではパッシブ型運用者が、 大統領選の不透明感が和らいだことで(ヒラリー勝利へ)いよいよ新しい相場に向け動き出したといわれている。
では、選挙戦の形勢が変わればどうなるのか。大統領になったトランプが、予告どおりイエレン議長をクビにすることを想定するのは 早いだろう(そのときのダウは2000ドル程度下落?)が、政治的思惑は、 これまで以上にマーケットに影響を与える。ただし初動はヘッドラインに反応する電子取引が支配する。 我々はその値動きに慌てるのではなく、背景の政治情勢を理解することが、より重要になっている。
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