1: 次郎丸 ★ 2019/03/05(火) 01:54:16.91 ID:J1VPkEej9
中国“iPhoneの街”から消えた労働者 全人代はあす開幕へ
2019年3月5日 火曜 午前0:53
https://www.fnn.jp/posts/00413390CX
中国経済が減速。
米中貿易戦争の影響が指摘される中、5日から重要政策を決める「全人代」が開催される。
5日に開幕する中国の全国人民代表大会・全人代。
中国の国会にあたり、その年の重要政策が決定される。
その全人代を前に、4日の会見で、中国全人代の張業遂報道官は「われわれは、アメリカと衝突せず、対抗せず、互いに尊重し協力し、利益を得られるよう努めている」と述べた。
米中貿易戦争の影響も受け、減速する中国経済の実態が、ある都市でかいま見えた。
中国内陸部の河南省鄭州市。
数千人もの人々が出勤しているこちらの工場では、アップル社のiPhoneの全出荷量のおよそ半分を製造している。
周辺には、10万人以上いたとされる従業員のために、地元政府が全面支援して整備した宿舎や商業施設が多くあり、「iPhoneシティー」とも呼ばれている。
ところが、飲食店の看板は残っているが、中は空となっていて、入り口には「貸し出し中」の張り紙が張られていた。
残っている店では、「人が少なくなったから、景気が悪いよ」、「(寮には)1万人ぐらいいたけど、今は1,000人ぐらい」などの声が聞かれた。
「iPhoneシティー」から消えた大量の労働者。
アメリカの「ニューヨーク・タイムズ」は、中国の労働環境を監視するNPO(民間非営利団体)の調査を引用し、「iPhoneシティー」の従業員が1年間で10万人から7万人に減少したと報じている。
労働者が減っている理由について、従業員は、「去年11月ごろから年末まで(iPhoneの受注は)減っていた。米中貿易戦争のためです」、「うわさではリストラしているらしい」と話した。
中国経済に影響を与え始めている、米中貿易戦争。
中国の2018年のGDP(国内総生産)の成長率は6.6%と、28年ぶりの低水準となった中での、5日からの全人代に、
平和外交研究所・美根慶樹氏は「米中貿易協議が始まって、アメリカから非常に強い要求を受けている。そのために、さらに経済は良くないんじゃないかという心配が出てきている。今度、全人代に出てきている代表からは、もっと景気刺激策を取ってくれと、そういう要求が出るんじゃないかという見方もあります。今、習近平の立場っていうのは、去年に比べると、非常に下り坂にある。下手すると、そこで習近平政権がもう混乱に陥るので、そうならないように、なんとかこらえてというのが、今回の全人代の見どころ」と話した。