1: 海江田三郎 ★ 2016/12/03(土) 11:39:45.27 ID:CAP_USER
http://nikkan-spa.jp/1240388
ローンやキャッシングなど、何かしらの借金をしている人は多いはず。
しかし、もしそれが“1億円”という規格外の額になってしまったら……。決して他人事ではない、普通の実例を紹介する。
【遺産相続の場合…農家/1億9000万円】
設備投資で約2億円。借金の返済は、自然との格闘
借金がある農家は珍しくないんです。だから実家に借金があること自体は驚きませんでした。ただ、まさか2億円近いとは……」
そう語るのは北海道で農業を営む武田実さん(仮名・42歳)。父親が急死したことで、いきなり借金と直面することになった。
「父は亡くなる直前、大型トラクターの導入やビニールハウスの増築などの設備投資のため、多額の融資を受けていました。
内訳は以前から借りていたものを含めて金融機関から1億1000万円と、知人から8000万円でした」
生命保険と一部の土地の売却や本業の収入による返済で、残債は7000万円まで圧縮したという。
「幸いウチは作付面積が広く、平均年収は1500万円ほど。利息が年約2%の農業ローンに一本化できたことも大きいです」
一見、高所得だが、借金の要因がそうであるように、設備投資にお金がかかるのが農業。生活は「決して楽ではない」と武田さん。
「トラクターをそろそろ買い替えたいのですが、残債を考えると無理。自家用車ですら買い控えてて、愛車は今も20年前の軽トラです」
そんな中、今年は台風上陸でビニールハウスが壊れ、予定外の出費を強いられてしまったとか。
「収穫前の畑にも被害が出て、収入は2割減です。相手は自然とはいえ、これで返済が遅れるのがキツい。
こんな生活があと10年以上続くと思うと胃が痛いですよ」
農家の悲哀か。ついグチもこぼれる武田さんであった。