1: ニライカナイφ ★ 2018/09/08(土) 21:32:49.09 ID:CAP_USER
ルーマニア人の経済学者であるステファン・マンデル氏は宝くじに14回当選したことで知られており、1992年には2700万ドル(当時のレートで約34億5000万円)もの大金を手にしたことでも知られています。しかし、マンデル氏は偶然大金を手にしたわけではなく、大当たりを狙って引き当てたとのこと。実際どのようにして、大金を得たのかThe Hustleが解説しています。
1960年代に当時共産主義国であったルーマニアに住んでいたマンデル氏は生活にとても困窮していました。同氏には妻と2人の子どもがいましたが、国から支給される給料は1カ月88ドル(約1万円)で、とても生活できるような額ではなかったとのこと。そこで、マンデル氏は「なんとかして、お金を稼がないといけない」と考えるのが当たり前の生活を送ってきました。
マンデル氏は「宝くじに当選するためにどうすれば良いか」ということを考えながら10年以上も数学を研究することで、「ナンバー・ピッキング・アルゴリズム」という独自手法を開発しました。
同氏は「このアルゴリズムを使うことで、ランダムに出てくる6つの数字から5つの数字を正確に予測できる」として、「ロトのように複数の数字から数個の数字を選び全て当たっていれば1等の当せん金が得られるような宝くじの場合、全通り購入すれば1等は確実だが、そんなことをすれば赤字になる。そこで、あらかじめ複数の数字が予測できていれば購入する宝くじの数を大幅に減らせる」と友人たちに説明し、宝くじの購入資金を集めるようになります。
そして、友人たちから軍資金を集めたマンデル氏は実際に宝くじを購入し、見事19.3万ドル(当時のレートで約6950万円)の大金を得ることに成功し、資金を出資した友人たちにも当せん金を分配しました。しかし、マンデル氏によると、ナンバー・ピッキング・アルゴリズムが確実に5つの数字を予測できるわけではないとのこと。 実際、マンデル氏がルーマニアで購入した宝くじは、独自の調査で当せん確率の高い数字を選んではいたものの、1等を引き当てたのは運もあったそうです。
当せん金を分配した後も、大金が手元に残っていたマンデル氏は、役人に賄賂を渡し、国外に逃亡。そしてヨーロッパ中を転々とした後、オーストラリアに身を落ち着けることになります。そこで、同氏は宝くじで確実に1等を取るアイデアとして「宝くじを全通り購入する」ことを思いつきます。
通常、全通りの宝くじを購入するには1等の当せん金よりもはるかに高い費用を支払う必要があり、マイナスになってしまうものです。しかし、宝くじには1等を獲得する人がいなかった場合に、次回の当せん金に上乗せされる「キャリーオーバー」と呼ばれる制度を持つものがあり、キャリーオーバーが何度も重なることで、全通りのくじを購入してもプラスになることがありました。
たとえば、1~40の数字から6つの数字を選ぶ宝くじの場合、全通り購入するには383万3830枚必要となり、宝くじ1枚が1ドル(約110円)としても、383万ドル(約4億2000万円)以上を支払う必要があります。しかし、キャリーオーバーが積み重なって、当せん金が1000万ドル(約11億円)となった場合には、全通り購入してもマイナスにはならず、支払った額の約3倍の当せん金を得ることができるというわけです。
そこに目をつけたマンデル氏は何百人もの人を説得して回り、軍資金を集めることに成功。そして、キャリーオーバーが何度も重なり、当せん金が高額になった宝くじで大もうけするようになります。しかし、マンデル氏に目をつけたオーストラリア当局は「宝くじを購入枚数を制限する」などの対応をとるようになり、同氏はこの方法で稼ぐことができなくなりました。
その後、海外の宝くじをチェックするようになったマンデル氏は、アメリカのバージニア州で行われている「宝くじ」に目をつけました。この宝くじは運営が開始されてから間もないもので、「購入枚数の制限がない」など規則が非常に緩かったとのこと。
そして、マンデル氏は新たに軍資金を集めるため、 International Lotto Fund(ILF)と呼ばれる投資信託を設立し、2524人から900万ドル(当時のレートで約11億円)以上集めることに成功。準備が整った同氏は、宝くじの当せん金が大きく跳ね上がるタイミングを待つだけとなりました。
そして1992年2月になると、キャリーオーバーの額が2700万ドル(当時のレートで約34億5000万円)に到達。いよいよ、全通りの宝くじの購入に乗り出すことになります。
※続きは下記のリンク先でご覧ください。
https://gigazine.net/news/20180907-man-won-lottery-14-times/
1960年代に当時共産主義国であったルーマニアに住んでいたマンデル氏は生活にとても困窮していました。同氏には妻と2人の子どもがいましたが、国から支給される給料は1カ月88ドル(約1万円)で、とても生活できるような額ではなかったとのこと。そこで、マンデル氏は「なんとかして、お金を稼がないといけない」と考えるのが当たり前の生活を送ってきました。
マンデル氏は「宝くじに当選するためにどうすれば良いか」ということを考えながら10年以上も数学を研究することで、「ナンバー・ピッキング・アルゴリズム」という独自手法を開発しました。
同氏は「このアルゴリズムを使うことで、ランダムに出てくる6つの数字から5つの数字を正確に予測できる」として、「ロトのように複数の数字から数個の数字を選び全て当たっていれば1等の当せん金が得られるような宝くじの場合、全通り購入すれば1等は確実だが、そんなことをすれば赤字になる。そこで、あらかじめ複数の数字が予測できていれば購入する宝くじの数を大幅に減らせる」と友人たちに説明し、宝くじの購入資金を集めるようになります。
そして、友人たちから軍資金を集めたマンデル氏は実際に宝くじを購入し、見事19.3万ドル(当時のレートで約6950万円)の大金を得ることに成功し、資金を出資した友人たちにも当せん金を分配しました。しかし、マンデル氏によると、ナンバー・ピッキング・アルゴリズムが確実に5つの数字を予測できるわけではないとのこと。 実際、マンデル氏がルーマニアで購入した宝くじは、独自の調査で当せん確率の高い数字を選んではいたものの、1等を引き当てたのは運もあったそうです。
当せん金を分配した後も、大金が手元に残っていたマンデル氏は、役人に賄賂を渡し、国外に逃亡。そしてヨーロッパ中を転々とした後、オーストラリアに身を落ち着けることになります。そこで、同氏は宝くじで確実に1等を取るアイデアとして「宝くじを全通り購入する」ことを思いつきます。
通常、全通りの宝くじを購入するには1等の当せん金よりもはるかに高い費用を支払う必要があり、マイナスになってしまうものです。しかし、宝くじには1等を獲得する人がいなかった場合に、次回の当せん金に上乗せされる「キャリーオーバー」と呼ばれる制度を持つものがあり、キャリーオーバーが何度も重なることで、全通りのくじを購入してもプラスになることがありました。
たとえば、1~40の数字から6つの数字を選ぶ宝くじの場合、全通り購入するには383万3830枚必要となり、宝くじ1枚が1ドル(約110円)としても、383万ドル(約4億2000万円)以上を支払う必要があります。しかし、キャリーオーバーが積み重なって、当せん金が1000万ドル(約11億円)となった場合には、全通り購入してもマイナスにはならず、支払った額の約3倍の当せん金を得ることができるというわけです。
そこに目をつけたマンデル氏は何百人もの人を説得して回り、軍資金を集めることに成功。そして、キャリーオーバーが何度も重なり、当せん金が高額になった宝くじで大もうけするようになります。しかし、マンデル氏に目をつけたオーストラリア当局は「宝くじを購入枚数を制限する」などの対応をとるようになり、同氏はこの方法で稼ぐことができなくなりました。
その後、海外の宝くじをチェックするようになったマンデル氏は、アメリカのバージニア州で行われている「宝くじ」に目をつけました。この宝くじは運営が開始されてから間もないもので、「購入枚数の制限がない」など規則が非常に緩かったとのこと。
そして、マンデル氏は新たに軍資金を集めるため、 International Lotto Fund(ILF)と呼ばれる投資信託を設立し、2524人から900万ドル(当時のレートで約11億円)以上集めることに成功。準備が整った同氏は、宝くじの当せん金が大きく跳ね上がるタイミングを待つだけとなりました。
そして1992年2月になると、キャリーオーバーの額が2700万ドル(当時のレートで約34億5000万円)に到達。いよいよ、全通りの宝くじの購入に乗り出すことになります。
※続きは下記のリンク先でご覧ください。
https://gigazine.net/news/20180907-man-won-lottery-14-times/