1: 海江田三郎 ★ 2016/06/13(月) 20:57:16.17 ID:CAP_USER
http://allabout.co.jp/gm/gc/463603/
投資信託の評価額がマイナス2000万円。老後に向けてどう対処すれば……
皆さんから寄せられた家計の悩みにお答えする、その名も「マネープランクリニック」。
今回の相談者は、これまで運用によりまとまった分配金を手にしていた50代のパートで働く女性。
ファイナンシャル・プランナーの深野康彦さんが今後についてアドバイスします。
※マネープランクリニックに相談したい方はコチラのリンクからご応募ください。(相談は無料になります)
■相談者
ふーさん(仮名)
女性/パート/59歳
北海道/持ち家・一戸建て
■相談内容
最近の世界情勢、マイナス金利などにより、株価が下がり、毎月分配型の投資信託の元本のマイナスが著しく、不安です。今までは分配金を生活費として使用し、呑気に早期リタイアを考えていましたが、昨年度の分配金はすべて再投資しました。
仕事については、一時、母親の介護のため辞め、母親が施設に入居後にまた働き始めましたが、病気や骨折のため、仕事は短時間のパート(週3日、1日3~4時間)しかできませんでした。
現在のパート先は現在試用期間中ですが、3ヵ月後からは週30時間の勤務にしてもらい、社会保障、保険、年金を65歳まで付けてもらう予定です。現在、受け取る年金額は6万円切るくらいですが、いくら増えるのか、それがどの程度、老後を支えるのか心配です。
■家計収支データ
■家計収支データ補足
(1)投資資金の原資と手持ちのファンドについて
母からの相続と、金利がいい時代の一時払養老保険と郵便局の定期預金、あとはコツコツと貯めた貯蓄が原資。
4.5000万円程度が元金。評価額の下落と生活費のための取り崩しで大きく減った。
(2)加入保険の内訳
・本人/医療保険(終身タイプ、入院5000円)=保険料5176円
・本人/がん保険(保険期間65歳まで、入院8500円)=保険料2067円
・本人/終身年金付き医療保険(終身年金/65歳支給開始月額6120円、入院2500円/80歳まで)=保険料払い済み
・長女/医療保険(終身タイプ、入院5000円、健康祝い金付き)=毎月の保険料5135円
(3)今後の働き方
パートが週30時間になったら手取額は9万~10万円 ほど。
(4)リフォームローンについて
2014年から28年間。ただし、ローン名義は相談者本人ではない。
■FP深野康彦からの3つのアドバイス
アドバイス1 65歳から資産を取り崩すことにはリスクあり
アドバイス2 少しでも長く収入を得ていく
アドバイス3 投信は分配金の高い順に売却していく
アドバイス1 65歳から資産を取り崩すことにはリスクあり
ご相談の主旨は今後、老後にどう備えていくかということですが、まずは家計収支を見ていきます。パート収入は現在6万円ですが、今後は勤務時間を延長して9万~10万円になるとのこと。娘さんからの生活資金3万円を加えれば、とりあえず収支は赤字にならずに済みます。問題は、投資信託による分配金をどう考えるかですが、これは後ほど触れます。次に公的年金ですが、詳しいデータがないので大まかな試算しかできませんが、今から65歳まで厚生年金に加入した場合、手にする公的年金は月額にして数千円増額する程度。現時点での年金額が6万円弱だとすれば、新たに加入後は多くて 6万5000円ほどだと思います。それでも増えるのですから、そこはプラスに考えましょう。それを踏まえて、どの程度老後資金を備えておけばいいでしょうか。老後の生活費が現在と同じなら月に約12万円ですから、不足分は5万5000円ほど。そのうち、終身年金付き医療保険から 毎月6120円支給されるので、実際の不足分は5万円弱になります。65歳から90歳まで、25年間で1500万円。 現在の資産が貯蓄1000万円に投資商品が評価額2000万円ですから、計3000万円。数字だけで判断すれば十分足りることになりますが、先の生活費は健康で大きな支出がないことが前提となっています。実際は、病気のリスクや長生きのリスクなどがありますから、65歳から取り崩し始めるとすると、金額として多少不安も抱えていると言えるでしょう。
投資信託の評価額がマイナス2000万円。老後に向けてどう対処すれば……
皆さんから寄せられた家計の悩みにお答えする、その名も「マネープランクリニック」。
今回の相談者は、これまで運用によりまとまった分配金を手にしていた50代のパートで働く女性。
ファイナンシャル・プランナーの深野康彦さんが今後についてアドバイスします。
※マネープランクリニックに相談したい方はコチラのリンクからご応募ください。(相談は無料になります)
■相談者
ふーさん(仮名)
女性/パート/59歳
北海道/持ち家・一戸建て
■相談内容
最近の世界情勢、マイナス金利などにより、株価が下がり、毎月分配型の投資信託の元本のマイナスが著しく、不安です。今までは分配金を生活費として使用し、呑気に早期リタイアを考えていましたが、昨年度の分配金はすべて再投資しました。
仕事については、一時、母親の介護のため辞め、母親が施設に入居後にまた働き始めましたが、病気や骨折のため、仕事は短時間のパート(週3日、1日3~4時間)しかできませんでした。
現在のパート先は現在試用期間中ですが、3ヵ月後からは週30時間の勤務にしてもらい、社会保障、保険、年金を65歳まで付けてもらう予定です。現在、受け取る年金額は6万円切るくらいですが、いくら増えるのか、それがどの程度、老後を支えるのか心配です。
■家計収支データ
■家計収支データ補足
(1)投資資金の原資と手持ちのファンドについて
母からの相続と、金利がいい時代の一時払養老保険と郵便局の定期預金、あとはコツコツと貯めた貯蓄が原資。
4.5000万円程度が元金。評価額の下落と生活費のための取り崩しで大きく減った。
(2)加入保険の内訳
・本人/医療保険(終身タイプ、入院5000円)=保険料5176円
・本人/がん保険(保険期間65歳まで、入院8500円)=保険料2067円
・本人/終身年金付き医療保険(終身年金/65歳支給開始月額6120円、入院2500円/80歳まで)=保険料払い済み
・長女/医療保険(終身タイプ、入院5000円、健康祝い金付き)=毎月の保険料5135円
(3)今後の働き方
パートが週30時間になったら手取額は9万~10万円 ほど。
(4)リフォームローンについて
2014年から28年間。ただし、ローン名義は相談者本人ではない。
■FP深野康彦からの3つのアドバイス
アドバイス1 65歳から資産を取り崩すことにはリスクあり
アドバイス2 少しでも長く収入を得ていく
アドバイス3 投信は分配金の高い順に売却していく
アドバイス1 65歳から資産を取り崩すことにはリスクあり
ご相談の主旨は今後、老後にどう備えていくかということですが、まずは家計収支を見ていきます。パート収入は現在6万円ですが、今後は勤務時間を延長して9万~10万円になるとのこと。娘さんからの生活資金3万円を加えれば、とりあえず収支は赤字にならずに済みます。問題は、投資信託による分配金をどう考えるかですが、これは後ほど触れます。次に公的年金ですが、詳しいデータがないので大まかな試算しかできませんが、今から65歳まで厚生年金に加入した場合、手にする公的年金は月額にして数千円増額する程度。現時点での年金額が6万円弱だとすれば、新たに加入後は多くて 6万5000円ほどだと思います。それでも増えるのですから、そこはプラスに考えましょう。それを踏まえて、どの程度老後資金を備えておけばいいでしょうか。老後の生活費が現在と同じなら月に約12万円ですから、不足分は5万5000円ほど。そのうち、終身年金付き医療保険から 毎月6120円支給されるので、実際の不足分は5万円弱になります。65歳から90歳まで、25年間で1500万円。 現在の資産が貯蓄1000万円に投資商品が評価額2000万円ですから、計3000万円。数字だけで判断すれば十分足りることになりますが、先の生活費は健康で大きな支出がないことが前提となっています。実際は、病気のリスクや長生きのリスクなどがありますから、65歳から取り崩し始めるとすると、金額として多少不安も抱えていると言えるでしょう。